Keith Jarrett/Facing You
H~N 11月 20th. 2004, 7:30pmこれは聴き倒しました
何度聴いても出だしのピアノの音に強烈に惹きつけられるアルバムです。硬質でひたすら美しい音。ピアノってこんな風に鳴らせるんだなってこれを聴いたことがある人はそう思うんじゃないかな。
音色だけでなくてメロディも綺麗です。安心して身をゆだねるっていう風なものではなく、緊張感とともにあるというのがまた凄くいい。どきどきするほどの綺麗さってなかなか体験できないですが、この作品にはそれがあちこちにちりばめられています。フリーっぽい不安定なフレーズとフォークっぽい、あるいはゴスペルっぽい郷愁を誘うフレーズが同居しているのも魅力的。
以前紹介した“Koln Concert”と同じくこれもピアノソロのアルバム。どちらもいいですが、僕はこれのほうが好きです。KolnはBGMとして鳴らせるんだけど、これは無理やり聴かされてしまいます。聴き始めると途中でやめられないので、忙しいときは聴けないのが欠点。
中古でLPを買い(2年位前かな?)、聴きすぎてノイズでいっぱいになってCDで買いなおしました。最近は今日みたいに暇な休みの日に聴くことが多いかな。やっぱり週に一回は聴かないとって感じで。
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タグ: 70's, US, レビュー
11月 21st, 2004 at 1:33 AM
ECMはとてもシンプルなレーベルだと思います。
きれいな音を伝えようという考えが統一されているような気がします。
私はスティーブ・キューンが好き。
11月 21st, 2004 at 9:28 AM
おおっ、この人はうちのオヤジが好きな人です。僕はまともに聴いたことないんですが、これ良さそうだ。BGMで垂れ流して聴けるという(これ結構大事なんですよね)”Koln Concert"の方に反応!
11月 21st, 2004 at 10:25 PM
>hamnieさん
ECMの作品ってこれを含めてほんの数枚しかもってないけど、確かにそういう傾向があるかも。スティーブ・キューンは未聴なんです。おすすめがあれば教えて下さい。
>k-hikoさん
じゃあ、お父さんのライブラリーから色々聴いたり出来ますね。“Koln”のほうがジャズ色が薄くてさらっとしてます。最初に聴くのならこっちのほうがとっつきやすいかも。
11月 21st, 2004 at 10:41 PM
と、思ったらオヤジ持ってました(笑)。実家から隠れてもって来ました。
11月 24th, 2004 at 6:56 PM
しゅりーぷさんはKeith Jarrett、かなりお好きのようですよね。
私も影響されて一枚購入しましたがまだまだこれからです。
今、ピアノが非常に心地良くて大好き。私も聴き倒したいな。
11月 24th, 2004 at 9:46 PM
>k-hikoさん
それはラッキーでしたね。しかし親兄弟が音楽好きっていうのはいいですね~。僕の親は演歌オンリーだし、弟はメタラー(これはかつての僕の影響だけどね:苦笑)なので隠れて持ってくるようなネタはありません。
>祥之介さん
彼の場合メロディよりもまず音色に惹かれるんですよね。ほんと心地よいです。
11月 26th, 2004 at 12:26 AM
冬空の下、一点の曇りもなく。
Vassilis Tsabropoulos / Achirana (ECM Records,2000)