5月 28
音のひとつぶひとつぶを味わうのだ
なんてことだ。一瞬も彼でない音はなく、ここしかないとこで鳴らされるとは。楽しくてやさしくて切なくておもしろくて。気が付くと夢中になってあちこちにばら撒かれる音を追いかけてる。BGMとして聞き流せない、人懐っこい音楽。繰り返し聴いてると音のひとつぶひとつぶに愛着がわいてくる。
すべての音に細心の注意を払い、どうしたら気持ちよく聴こえるのかに集中している、そんなレイ・ハラカミの姿を勝手に想像してしまった。その作業はとても大変で、かつ物凄く楽しそうだった・・・。
細野さんの曲のカヴァーも素敵でした。もちろん他の曲とは違和感なく。声も結構いいよね。
タグ:
00's,
レビュー
5月 21
うたのないうた
1曲目の‘にじぞう’の美しさ。これすっごいいいですわ。このひとについては誤解してたな~。よくいるクラブ系のかっこいい人と思っててちょっと敬遠してました。もっとはやく前作とか試聴したらはまってたかもなあ・・・。他の曲は未発表曲をまとめたものらしいですが、古い曲から最近の曲まで一貫して明確な個性があるので、安心して彼の世界にひたれます。
こういうメロディがなくてアンサンブル全体で聴かせるタイプの音楽も好きなんだよね。あ、メロディはあるか。でも断片的で歌メロにはなってない。そういう断片を組み合わせて通常のうたものとは違うんだけど、ちゃんと「うた」になっているというか。こういう風にかくと難解だと思われそうだけど、全然そんなことはないです。この人懐っこい感じ。人肌感のある電子音は癖になりそうです。
Read the rest of this entry »
タグ:
00's,
レビュー
9月 08
ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー
山田詠美のこの短篇集をこれを聴くとつい連想してします。描いてる世界がなんか似てる。恋愛至上主義的黒人音楽って感じがしますね。力強くかつピースフルな雰囲気にあふれてて。
Read the rest of this entry »
タグ:
90's,
J-pop,
レビュー