10月 21
夜が似合う音楽
それまでR&B系ビートバンドThemで活躍していたVan Morrisonが初めて自分の音楽的自由を得て作られたこのアルバムには、セッションのために集められたジャズ畑のミュージシャンとはろくにリハーサルもせず録音にのぞんだというのが信じられないくらい、うたと演奏の息がぴったり合った素晴らしい演奏が収められています。
ジャズの要素も、R&Bの要素もここにはあるのですが、出来上がった音楽はそのどれにもあてはまらないもので、本人は不満だそうですが、それはあえて名づけるならば“ロック”というしかない音楽だったわけです。
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