土埃のするリリカルなサウンド

Nashville

 長く音楽聴いてると、自分に合うものが自然と分かるようになるもんなんですよね。このCDがその良い例で視聴で一発で気にいって買ったんだけど、その後もずっと聴き続けてます。暖かなアコースティックサウンドの上に乗っかるメロディが素晴らしくて、何度もリピートしたくなります。

 この人はスミスが好きだそうですが、そう思って聴くとイギリスっぽいメロディなんだよね。Joshはアメリカ人なんだけど、なんか英国人がカントリー・ロックをやってるように聴こえる瞬間があったりします。

 アレンジもアコギを基本にパッパラコーラスあり、ストリングスで盛り上がったり、ピアノでシンプルに迫ったりと多彩なんだけど、作りこみすぎてない自然な感じで飽きさせない。それから声もいいんですよね。なんか切なくてさ、線が細い気もするけど、そこがまたいい。

 一時期この手の音はオーソドックス過ぎるというか、どこか閉じた感じがして聴けなかったんだけど、今はすっと入ってくるのが不思議です。以前が音楽を頭で聴きすぎていたのか、それとも今新しい音に反応できなくなったのか・・・多分両方なんだろうなあ。

タグ: , ,