暑いよね。街では祭りをやってるんだけど出かける気もせず、なんかスカッとするものがなかったかなとCD棚を眺めるインドアな日曜日の午後。で、思いついたのが彼女。シリータ・ライト。僕はこういうソウルフル過ぎない軽めのヴォーカルが好きなんだよね。羽が生えてるような声。彼女の1st“Syreeta” ももちろん好きなんだけど、今日聴いてたのは彼女がゲスト参加しているゲイリー・バーツのこのアルバム。ジャズサックス奏者のソロなんだけど、凄くファンキーかつグルーヴィー。でも熱くなりすぎない微妙なバランスがいい。ゲイリー・バーツのサックスも情感が溢れてるんだけど過剰過ぎないところがいい。そして要所に効果的に挿入されるシリータ・ライトのヴォーカル。凄く気持ちがいい。普段はそんなに聴くタイプの音じゃないんだけど、この季節になると妙に恋しくなる。
タグ: jazz, US, レビューArchive for 8月, 2006
8月 06
8月 05
何度聴いても飽きが来ない
“Cupid & Psyche 85”の頃とちっとも変わらないあのグリーンの声が聴こえてきた。例えばPrefab Sproutのパディ・マクアルーンやかつてのブライアン・ウィルソンのような透き通った哀しい歌声。周りの空気さえを浄化させてしまうような声が好きだ。グリーンの声は彼らよりは甘いかな?でも素晴らしい。今回はその最高の声がたっぷり聴ける。グリーンにしては素直な楽曲、リズムが強調されていないアレンジは“Cupid & Psyche 85”の頃の斬新さ、鮮やかさはないのかもしれない。でも新しさだけが彼の音楽の価値ではないと思う僕はとても気に入っている。幾重にも重ねられたグリーンの声が耳に快い。やっと自分の声の価値に気づいたのか、という感じだ。
タグ: 80's, UK, レビュー