Archive for 10月, 2007

引き続きFISHMANSを聴く

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今日は“98.12.28 男達の別れ”。MCとか聴くと当日のことを思い出して胸が痛むからずっと聴かないでいたのですが、無性に彼らの音に触れたくて。体が欲してるみたいです。

本当に何年かぶりでじっくり聴いたのですが、‘LONG SEASON’が終わったあとの夢からさめたかのような拍手であの日のことを思い出してしまいました。すっごく鮮明に。でもつらさは感じませんでした。むしろ彼らが最高のライブバンドであることを再認識し、その証がここにあることの喜びの方が大きかったです。

’98.12.28男達の別れ

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野音のLONG SEASON

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LONG SEASON

すっかり記憶力が怪しくなったこの頃ですが、FISHMANSのこの名曲を初めて聴いたときの感動は未だ鮮烈です。連想したのはイエスの‘危機’。魅力的なテーマが様々に変奏される感じとか。最初と最後がつながってるとことか。長い曲なのにまったくダレル瞬間がないところとか。

別に彼らがプログレだというわけではないけど、この曲にはそういう解釈をし得る構造があります。でもプログレとは違うよね。彼らの音楽はもっと切なくて、ゆらめいてるようで、でも鋭くて張り詰めているようで。

凄く気に入って何度も聴いてるうちにライブでも観てみたいなあと思って、彼らが主催する日比谷野音のイベントのチケットを取ってみたのでした。あの頃はいろんな人のを見に行ってたのですが、まだ彼らのライブをみたことがなかったので、どんなライブかと興味津々。他のアルバムも予習しながらわくわくしてました。でも‘LONG SEASON’、ライブでやれるの?とか失礼なことを思ってたことも白状しておきます。

その初ライブ・・・僕は別の時と勘違いしてたのか秋だと思い込んでたのですが(だからようやく涼しくなった今書いているわけだけど)、この文章を書くにあたり調べたところ6月でした。1997年6月7日。イベント名は“闘魂’97”。もう10年前なんですね。

その日は倉持陽一、HONZI、SUPER BUTTER DOGが共演してて、なかなかのメンツですよね。その頃はあんまり良く知らなくて。でも彼らのライブも結構よくて。いい雰囲気もままトリのFISHMANSが登場。ゲストでソウルセットのBIKKE、渡辺俊美が参加。いやあ豪華だ。そのライブで聴けたのですよ。

ソウルセット入りのLONG SEASON・・・!

これがね、もう素晴らしかった。夢のような時間。夜の帳のなか、音が野音の空にぐるぐる渦を巻きながら吸い込まれていく感じ。会場全体が酔ったように揺らめいている雰囲気。闇に白く浮かび上がるステージ。BIKKEの、佐藤伸治の声が観客全体に染み渡る感触。

覚えてるのはこうした断片のみ。細かい部分は忘れちゃったね。あの頃はまだ1人でライブにいってたんで、このことについて語り合う人がいなかったんだけど、不思議な高揚感に包まれて家路についたのも覚えてるかな。忘れえぬライブです。

あのステージにいた佐藤とHONZIはもういないけど、彼らの歌と演奏をずっと覚えていようと思います。

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ちょっと甘すぎかも。でも好き

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nanoでシャッフル再生で聴いてて、気になった曲について調べてました。以前bonjour records で買ったよくわからんコンピに入ってた曲で、‘Way Back’ってタイトルでなんですけど、ドイツのJazzamorという男女ユニットが演ってるらしい。“Lazy Sunday Afternoon ”といういかにもなタイトルのアルバムの収録曲だそうな・・・。なんていうかこじゃれたカフェとかにかかってそうな曲なんですよ。っていうとなんか揶揄してるみたいですけど、こういうの僕は決して嫌いじゃないです。amazonで視聴したけど他の曲も結構いい感じ。でもアルバム通して聴いて飽きないかなあ?って気も。買うかどうかは思案中。

今通勤時に読んでるのはこじゃれたBGMにはまったく似合わない「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」って本。裁判を巡る人間模様、面白すぎ。最近は小説も読んでるんだけど、イマイチのめり込めず、こういう方面の本を読んでることが多いです。

lazy sunday afternoon(レイジー・サンディ・アフタヌーン)

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

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Keith Jarrett with Jan Garbarek/Belonging

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戦利品・その2

ビロンギング

今度はジャズモノで。このアルバムはジャケットがいいのと、ネットで誰かがオススメしてたのが頭に残ってて買ってみました。キースさんはいろいろと手広くやってるのですが、これはヨーロピアン・カルテットの初録音作。冒頭のヤン・ガルバレクのサックスの透明な音色にやられ、一気にこのバンドの世界に引き込まれました。

キースについてはどっちかというとバッキングに徹してるときが印象に残ったかも。すげー気持ちいいんだよね。後ろでこれが鳴ってるとサックスの音色も5割増しで美しく聴こえるような気がします。それとフリーで演奏を続けて不意に超美メロを繰り出すという技も例のごとくあり、はまります。反則ですよね~。激しく暴れる部分と、甘く切なく決める部分がバランスがよくて繰り返し聴けそうです。・・・にしてもキース、だんだん揃ってきました。でもまだリーダー作が山のようにあるんだよね。やばいです。

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