Archive for 5月, 2009

栗本薫のこと

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昼休みにネットを見てたら、「栗本薫さん死去」の文字が・・・。

自分でも驚くほどショックでした。中高生の頃、栗本薫は本当に好きだったから。「ぼくら」シリーズなんて何度読んだか知れない。「伊集院大介」ものも全部ではないが読んだし、彼女のSF中短編も好きでした。「グイン」も二十何巻までは読んでたなあ。読み始めるとその小説世界に巻き込まれてしまう腕力みたいなのがあるんだけど、そういう熱気が魅力だったと思う。大学を卒業した頃からはあんまり読まなくなったんだけど今でも大切な作家であることは確かです。去年の引越の時、本を大量に処分したんだけど、栗本薫の小説は売らなかったもの・・・。

今日は高校生の頃、「ぼくら〜」と同じくらい繰り返し読んだ「時の石」という中編を読み返してみました。SFというよりは切なくて胸が痛くなるような青春小説。当時の僕は主人公の高校生に感情移入して読みふけったものでしたが、その頃から随分時間が流れたんですね。

猛烈な勢いで小説やエッセイを執筆し、テレビやら音楽やらいろんなところで活躍していたことを思うとなんだか亡くなられたのが信じられない気持ちです。もっとたくさん書きたかっただろうなあ・・・。ご冥福をこころからお祈りします。

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Adriana Maciel / Dez Canções(10 Songs)

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はまるのがありました

Dez Canções (10 Songs)

タワレコ渋谷で買ったCDをその後ひととおり聴いてみて一番気に入ったアルバム。初物なんですけど、当たりでした。やっぱこの店の試聴機とは相性がいいのか。アドリアーナ・マシエルはブラジル人のシンガーでこれが4枚目のアルバムらしい。解説にはプロデューサーや楽曲提供者についていろいろ書いてあるんだけど、今のブラジルの音楽シーンに疎いのでいまいちぴんとこない。

とりあえず2曲目がデビッド・ボウイの‘LIfe on Mars’のカヴァーだということはすぐ分かった。英語ではなくポルトガル語によるカヴァーでアコースティックでシンプルなアレンジが快い。でもこれがハイライトって訳じゃなくて、曲毎にすこしずつ編成を変え、丁寧にアレンジされた演奏は適度が緊張感があってちょっと暗めなんだけど魅力的だ。アドリアーナ・マシエルの体温低めな声がまたその演奏に実に合っていて・・・ああ、こういうの好きなんだよねえ。

解説にもあるけど、ちょっとナラ・レオンを思わせる部分はあるかな?といってもボサっぽいわけじゃないんだけどね。むしろ音自体は欧米のSSW的だと思います。ことさらにブラジルであることを意識しないで聴いてしまうというか。ボウイのカヴァーもよく聴くとポルトガル語なんだな、という感じ。これを聴いた後、エイミー・マンとかベス・オートンとかエリオット・スミスとかをかけたくなります。・・・とりあえず過去の作品をチェックしようっと。

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ライブ後はタワレコ渋谷へ

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いいライブを観るとCDが買いたくなるのがいつものパターンで今回もPerfumeを観た後、タワレコへ。

店内に入るとおんなじ行動をしてる人が沢山いました。青Tはめだつなあ・・・。僕も青Tは着てなかったけどロゴ入りバッグを持ってたからお店の人にはライブ流れだって分かったと思うけど。 Perfumeはどんな感じで置かれてるかなと2FのJ-popフロアにいくと、エスカレータの上で、いきなりお出迎え。やっぱり推してくれてるんだなあと嬉しくなってケータイでパチリ。

Perfumeのディスプレイ。渋谷タワレコ2F

撮ってたら店内のBGMが「ポリリズム」に変わった!!・・・観察されてたかな?なんか気恥ずかしい気がしたけど、それからがっつり試聴しまくりました。J-popからフロアを移動してロック、ジャズ、ブラジル系までまんべんなく回ってたら閉店直前でした。

ここで初めて知って好きになったアーティストは多いんですが、今回はどうだろう?何枚か初物はあるのですが、まだ今日の時点で聴きこんでないのでよく分かりません。はまれるといいなあ。

今はそのJ-popフロアで買った土岐麻子を聴いてます。ベスト盤らしい。久々に聴いたけど、彼女の声はやっぱりいいです。

middle&mellow of ASAKO TOKI

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ディスコ! ディスコ! ディスコ!に行ってきた

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11月の武道館に引き続き、5月9日の代々木第一体育館のPerfumeワンマンライブに参戦してきました。

代々木前の広場に来てまず物販の列に驚きました。武道館の時はそうでもなかったのに、今回はどこまで続くの?てな感じ・・・。が、列が進むのも早くて大して待たずに買えました。Tシャツ・タオル・ポーチ・バッグを購入。青Tも買う予定だったのですが、XLしか残って無くて買えませんでした。武道館より客層はさらに広がってましたね。やたらとめだつコスプレな人たちがいなかったら何の集まりか分からないかも知れないです。

会場内に入るとまずでかさに圧倒されました。開演が近づくにつれ、2階までびっしり埋まっていくのをみてわくわくしてきます。しかも武道館の時は1階席だったんだけど今度はアリーナ!前にあるステージから席までは距離的にはライブハウスのちょい後ろ位でした。開演直前に見慣れた顔が後ろに見えてきてびっくり。掟ポルシェです。僕の前列に座りました。PTA先行でチケットをとったらしい。ライブ中はノリノリでした。MCであ〜ちゃんにいじられてて嬉しそうでした。

ライブはこないだ出たシングル「ワンルーム・ディスコ」から始まり、普段は後半戦で盛り上がってからやるような曲を序盤から連発し、攻めまくってました。音もいわれてたほどは悪くなくて、低音が心地よかったです。おもわず最初から体を動かしまくりでした。中盤にやった「YOYOGI DISCO MIX」も楽しかったですね。前のスクリーンと連動した演出、大幅にアレンジを変え、新旧の楽曲を繋げていく。ああ彼女たちは「テクノ」ポップユニットだったなあとか思ったりしました。この部分のみ、3人の声が聞き取りにくいのが残念でしたが。

MCは相変わらず自由で素敵。ぐだぐだ過ぎ!と思う人もいるかもだけど、僕は好きです。MC長いのは子供の頃さだまさしを聴いてたからどうってことないですし。1万人以上いてもライブハウスのように客と接しようとする3人を観ているのとなんだかこっちが嬉しくなります。「ジェニーはご機嫌ななめ」で「のっち〜」とか叫んだり、かしゆかが近づいてきたら全力で振ってりしてるとアイドルのライブに来たんだなあと実感します。アイドルを応援するのも楽しいんだよね。

新曲「NIGHT FLIGHT」の初披露や夏のアルバム・ツアーの発表といった嬉しい驚きもあったりしてテンションは上がりました。アンコールの「Perfume」の後がいつもの「Wonder2」ではなくて「願い」というのも意表をつかれた。今回は全体にいろいろとひっかかりのある演出が多くて、試行錯誤してるんだと思うのだけど、この終わり方にもそれは現れているんだろうな。3人も「賛否両論あっていい」みたいなことをいうけど、そういう姿勢はすごくいいと思います。

ツアーのスケジュールをみると地元福岡で観れそうなので楽しみです。チケットがとれれば、ですけどね。

disco!disco!disco!

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寂しいとしか言えない

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忌野清志郎の訃報を聞いたときなにか書きたいと思ったんだけど、言葉が出てこなかった。

僕の場合「いけないルージュマジック」を教授こと坂本龍一と歌っている姿で初めてその存在を知りました。YMOが好きだったので出会うべくして出会ったという感じですね。化粧とド派手なやたら似合ってて強烈な人がいるもんだなあと思いました。その頃はちょうど中学生で友達通しでしょっちゅうレコードやカセットの貸し借りをしてて、RCのアルバムもその頃友達に借りて聴いたんだけどなぜかのめり込むまではいかなかった。好きな曲は何曲もあるのにその後聴き続けることはなかったんですよね。だんだん洋楽にはまりつつあり、聴くのもメタル系になってきたりという時期だったからかもしれない。

でも友達の家でもよくかかっていたし、雑誌に出てたのを読んだりですっと接してはいた。僕にとって忌野清志郎とRCは中学の頃を思い出すと自然ときこえてくるBGMみたいなものかもしれない。深く理解してないし、心酔もしていなかったけど、音楽っていいよね、ロックって格好いいよね、と思い始めたとき、彼がいたんですよね。だから僕にとってこの訃報はただただ寂しいとしか言えない。YouTubeを貼ったりするのもなんか違う気がするので止めておきます。

そういえば「風呂上がりの夜空に」というマンガがあってタイトルが明らかにあの曲からの頂きなんだけど、面白くて結構好きでした、ということを何十年かぶりに思い出した。検索してみたら中古では買えそうでした。

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