すっかり記憶力が怪しくなったこの頃ですが、FISHMANSのこの名曲を初めて聴いたときの感動は未だ鮮烈です。連想したのはイエスの‘危機’。魅力的なテーマが様々に変奏される感じとか。最初と最後がつながってるとことか。長い曲なのにまったくダレル瞬間がないところとか。
別に彼らがプログレだというわけではないけど、この曲にはそういう解釈をし得る構造があります。でもプログレとは違うよね。彼らの音楽はもっと切なくて、ゆらめいてるようで、でも鋭くて張り詰めているようで。
凄く気に入って何度も聴いてるうちにライブでも観てみたいなあと思って、彼らが主催する日比谷野音のイベントのチケットを取ってみたのでした。あの頃はいろんな人のを見に行ってたのですが、まだ彼らのライブをみたことがなかったので、どんなライブかと興味津々。他のアルバムも予習しながらわくわくしてました。でも‘LONG SEASON’、ライブでやれるの?とか失礼なことを思ってたことも白状しておきます。
その初ライブ・・・僕は別の時と勘違いしてたのか秋だと思い込んでたのですが(だからようやく涼しくなった今書いているわけだけど)、この文章を書くにあたり調べたところ6月でした。1997年6月7日。イベント名は“闘魂’97”。もう10年前なんですね。
その日は倉持陽一、HONZI、SUPER BUTTER DOGが共演してて、なかなかのメンツですよね。その頃はあんまり良く知らなくて。でも彼らのライブも結構よくて。いい雰囲気もままトリのFISHMANSが登場。ゲストでソウルセットのBIKKE、渡辺俊美が参加。いやあ豪華だ。そのライブで聴けたのですよ。
ソウルセット入りのLONG SEASON・・・!
これがね、もう素晴らしかった。夢のような時間。夜の帳のなか、音が野音の空にぐるぐる渦を巻きながら吸い込まれていく感じ。会場全体が酔ったように揺らめいている雰囲気。闇に白く浮かび上がるステージ。BIKKEの、佐藤伸治の声が観客全体に染み渡る感触。
覚えてるのはこうした断片のみ。細かい部分は忘れちゃったね。あの頃はまだ1人でライブにいってたんで、このことについて語り合う人がいなかったんだけど、不思議な高揚感に包まれて家路についたのも覚えてるかな。忘れえぬライブです。
あのステージにいた佐藤とHONZIはもういないけど、彼らの歌と演奏をずっと覚えていようと思います。
タグ: 90's, J-pop, rock, ライブに行ってきました。転勤が決まる前にチケットをおさえてたんで、鈴木祥子ライブ初体験は遠征になりました。ベスト盤とかが出たせいで、古い曲が多かったのですが、どれもまったく古さを感じさせないのは曲のそれだけ普遍的なよさがあるってことなのかな?祥子さんとカーネーションの息もぴったりで、やっぱ尊敬しあうもの同士の演奏はいいですね。
にしてもピアノ、エレピ、ドラム、ギターをかわるがわる演奏しながら、聴き手の胸に突き刺さるようなうたをうたう祥子さんというのはほんとに凄いなと、生で聴いて改めて思いました。直枝さんもその才能を絶賛してましたけど、一緒に演奏して実感することもおおいんだろうなあと想像したりして。
個人的には「ただの恋だから」が聴けて嬉しかったです。「Love/Identified」、「恋人たちの月」、「GOIN’HOME」そして「忘却」・・・などなどどれもほんと良かった。DVDも買ったことだし、しばらくはライブの余韻に浸れそうです。
タグ: ライブ昨日行ってきました。場所はなんと渋谷109前特設ステージでなんか見ているほうは落ち着かなかった。山田さんもやりにくそうだったけど、始まっちゃえばいつものゴメス・ワールドが展開されていて、じっくりと楽しむことができました。今回もとても安定した演奏でした。山田さんのうたも最後の歌詞が飛んじゃったのを除けば素晴らしかった。
いや、ほんとファンがこんなこといったらなんなんだけど、僕がライブを観始めた頃(weekend発売前後)を思い出すとヴォーカリストとしての存在感が全然違ってるなあと思ったりしました。それと同時にライブのたんびにアレンジを変えまくり試行錯誤を繰り返してた頃を懐かしく思ったりもしました。まあわがままなファンの独り言という事で。
・・・どうしても4月で転勤しちゃうんで、回顧モードになっちゃうな(ちなみに引越しは9日に決まりました)。といっても土曜日にやってくれたら遠征してこようとは思ってます。なんとかお金をためて。P.S.演奏曲目とかは山田さんのブログを見てください。
タグ: J-pop, ゴメス, ライブGOMES THE HITMAN.COM presents“夜の科学vol.3~夏休みの最後の日曜日に”
高円寺SALON/by marbletron
2004/8/29 17:00開場/18:00開演出演:山田稔明 ゲスト:セロファン
久々のライブ。ゴメスというか山田さん弾き語り。病み上がりでどんな感じになるかな、と思ってたけど、よかった。確かに緊張していたけど、それがいいほうに出てたような。うたえることの嬉しさは見ていて分かりました。とっても丁寧に演奏してて、いいなあと思った。一通り演奏した後は緊張感が切れてた気がするけど、それも今回はいいかなあと。
山田さんがなった病気はわりと良くあるものらしい。まあ30すぎると少しづつあちこちおかしくなるから、今生活習慣を改められてよかったのかもとか思いました。ジム通い、頑張って下さい。今、omni聴いてるけど、day after dayが最近好き。わりとストレートな詩でさらっと歌われるのがいいんだよね。切々と歌い上げる曲もいいんだけど、今はこういう曲の方が胸に迫るのです。今後もライブでやり続けてくれるといいなあ。
タグ: J-pop, ゴメス, ライブ