新年あけました

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本年もよろしくお願いします。

去年の前半はブログを放置してPerfume一色でした。動画をみたりCD聴いたりDVD観たり。その他の時間は2ちゃんの本スレにいたり。後半、ドメインを変更し、サーバーを移転してからはデザインをいじったり、プラグインを入れたりしてブログにはさわってました。ただ更新は少なめ。それが変わったのはiPhoneを買ってからかな?iPhoneのカメラでスナップを撮り、それを使ってブログを書くのが楽しくなったのです。そしてTwitterを始めてからはこのブログをTLに流したりすることも始めました。そこからここを訪れる人もいたりして更新の励みになりました。

今年はどういう年になるでしょうか?Perfumeファンとしては春のファンクラブトゥワーが楽しみ。なんとしても行きたいですね。そしてそろそろ新しい音源を聴きたいです。それと今はオーディオにはまりかけてるので去年買ったスピーカーのセッティングを決めて、ぼろくなったアンプも早いとこ買いたいですね。

B&W685
スピーカーはB&Wの685というモデル。最初はラジカセみたいな音がしてショックだったんだけど、ラックごと前に出して後ろの壁との距離をとってからまともな音が出るようになりました。それでもラックの上にポン置きなので、低音がイマイチです。前のスピーカーとは能率が全然違うから小音量でも音がいいのは嬉しいのだけれども。もう少し何とかなりそうなので対策を考えます。

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Clarke-Boland Big Band/Blowing The Cobwebs Out

A~G No Comments »
クラーク=ボラン楽団のお宝盤をゲット!

Blowing The Cobwebs Out-1

タワレコから「94年に1500セット限定で発売されたクラーク=ボーラン楽団のお宝盤をイタリアの倉庫にて発見!デッドストックになっていた貴重盤が緊急入荷しました!超限定数の入荷になりますので、ご注文はお早めに!」というメールがきてたので速攻入手。だいぶ前に注文したのがやっと一昨日届きました。

Blowing The Cobwebs Out-2

自分のは1307番目みたいです。届いてからずっと聴きまくり。やたらとかっこいいです。

内容は3つに分かれています。

  • CD1:‘VOLCANO/‘RUE CHAPTAL’(LIVE AT RONNIE SCOTT’S CLUB, FEBRUARY 28TH, 1969)
  • CD2:‘AT MAJESTY’S PLEASURE’(RECORDED AAT MAJESTY’S PLEASURET EMI STUDIOS ,SEPTEMBER 5TH, 1969)/‘OFF LIMITS’(RECORDED AT CORNET STUDIOS, SEPTEMBER 30TH, 1970)

CD1はロンドンのクラブでのライブですが、素晴らしく臨場感に溢れていて圧倒されます。繊細且つパワフルな演奏とどんどん盛り上がっていく会場の雰囲気が最高です。ビッグバンドよりもセクステッドでの気高く気品に満ちた演奏のほうがいい、と思っていたのですが、やはりライブで聴くならこっちですね。ツインドラム、ベース、ピアノ、ホーンが一丸となって突っ走る様は豪快で気持ちいい。この気持ちよさはロックを聴いているのと何ら変わりないです。ちゃんとテーマのメロディもきこえるから分かりやすい。

CD2は2枚のスタジオ盤が収録されていて、‘AT MAJESTY’S PLEASURE’の方はライブと同系統の音。ツインドラムを炸裂する中、華麗なソロが繰り広げられる「Doing Time」がいいです。‘OFF LIMITS’の方は以前紹介したのと同内容。これだけは当時のニュージャズの影響を受けた実験的な内容。かといって聞きづらいとかはなく、パワーの中に新鮮さを加味した強力な内容です。

ジャズ寄りのプログレよりもフリーぽさがない分、聴きやすいかも。ロックファンとかがジャズに入るには凄く適した内容だとおもうんですが、なぜこれが限定なんだろ?特にCD1のライブはめちゃめちゃかっこいいのでこれ単独で再発してくれないかなあ。

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山中千尋/Runnin’ Wild

や~よ No Comments »
楽しい音楽が聴きたい人へ

ランニング・ワイルド

2曲目のAirmail Specialがいいんだよね。先日、なにげなく試聴機で聴いたとたん耳を持って行かれてしまい、購入しました。初山中千尋です。

本作はBennie Goodmanトリビュートということで企画モノらしい。編成もレギュラーのトリオ、プラス、クラリネット、ヴァイブラフォン、ギターを加えたセクステット。この編成のアルバムも初とのこと。しかし、このプラスの部分がとっても気持ちいいのです。僕はもともとはロックを聴いていたのでギターサウンドが好きなのは当然としてヴァイブラフォンの音も昔から好きで、いままでもヴァイブラフォン入りのアルバムを何枚かここで紹介したことがあります。

僕はやっぱり典型的なモダンジャズがあんまりぴんとこない人なのかも知れない、と思うことがあります。

こういうのが本筋の山中千尋の音楽なのかな?いいと思うけど、これだと今の僕だと買うところまでいかないだろうと思ったりする。ちょっと内側に沈み込んでいくような重たい音な気がして。こういうのが聴きたくなる時もあるんだと思うけど。

このアルバムは音が陽性というか、楽器がぶつかり合うごとに音が舞い上がっていく感じがして聴いてて盛り上がれるのがいい。ちゃんとゲストのにそれぞれきっちり見せ場をつくってるのもいいし、かと思えば突然前に出てきて美味しいところを持って行ったりして、飽きさせない。スローテンポの曲のマイナーなメロディもクラリネット、ヴァイブラフォンを効果的に使って深刻な雰囲気というよりはほっとさせてくれる仕上がり。超有名なメロディとオリジナルなメロディが、古き良きジャズと現代のジャズがそこここで交錯しているんだけど、全然奇をてらった感じにならず、一気に最後まで聴き通せてしまう。とってもエンターテイメントな作品だと思います。

しかし、このアルバム、山中千尋はわりと後ろにいて目立たないパートも多いのだけれど、アルバム全体のまとまりは素晴らしいですね。ピアニストに止まらない、才能ある人なんだな。

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Port of Notes/Luminous Halo

O~U No Comments »
輝きを取り戻した快心作。へヴィーローテーション中です

Luminous Halo(ルミナス・ヘイロー)〜燦然と輝く光彩〜

長くやっているバンドやユニットはほとんど初期の輝きがまぶしければまぶしいほど、その後の活動は困難になるものだと思うのですよ。たいていは成功した方法論にそって作品を作るから次第に新鮮さを失っていくでしょう?なんとか目先を変えて新しいことをやろうとしても、そのユニットには合わなかったりするし、合っていてもファンからそっぽを向かれたりする。あるいはメンバーの意見が合わなくなるか。正攻法でマンネリをのりこえようとすると今度は過去の自分が大きな壁になって立ちふさがる。

そういう場合、そのアーティストについては初期の作品ばかりを聴くことになるわけです。別にその人を嫌いになったりはしません。かつての作品は確かに素晴らしいのだし。いつかまた凄いのを作ってくれないかな、と思って新作が出ればチェックし続けます。

Port of Notesもそうだったんです。初期のEPが大好きでした。

  • Port of Notes(1997年4月25日)
  • With This Affection(1998年5月23日)
  • more than paradise(1999年7月30日)
  • Salavah(2000年5月31日)
  • Lilac(2000年6月25日)

wikiから転載しましたが、すべて2000年以前のリリースなんですね。かっこよくてクールなのに情感があってさびしげで・・・繰り返し繰り返し、聴きました。この中の収録曲の何曲かは名盤といわれるComplain too much(1999年1月23日)に入っていますが、EPのアレンジの方が好きです。

その後の作品も聴いてたのですが、あまりはまることが出来ませんでした。曲も演奏もけっして悪くない作品なんですけど、なにか迷いが感じられて。初期の彼らは基本的にDSKの曲を畠山美由紀が歌う、という構図だったと思うんです。美由紀さんの歌声はもちろん不可欠なんですが、DSK主導のユニット。その後、畠山美由紀がソロでデビューし、他にも様々なユニットで活躍して、古巣に帰ってきたとき、DSKの曲を歌う、という構図が不自然になったのかもしれません。

DSKもソロ活動して表面上、やってる音楽に違いが出てきていたし、Port of Notesの立ち位置が曖昧になってるような気がしてなりませんでした。この頃のアルバムを聴くとなんとなくお互いに遠慮しながら以前のPort of Notesっぽい作品作りをしているような感じ。・・・邪推かも知れないけど。

本作を聴くとそういう部分がまったく感じられません。いい作品を作ることに集中している。その結果、以前とはかなり曲の感じは変わったにも関わらず、Port of Notesにしか作り得ないものが出来上がっている。前よりも情感たっぷりのでも相変わらずさびしげで、でもポップでもあって・・・「今の彼らはこうなんだな」と素直に納得できる素晴らしい楽曲が並んでいました。

このインタビューではこんどのアルバムについて2人はこんな風に言っています。

畠山 「そうですね……。すごく手前味噌なように聞こえてしまうかもしれないですけど、こういう作品って今までなかったように思うんです。曲の雰囲気自体、洋楽とも邦楽ともいえない感じだし。自分たちとしては、すごく画期的なアルバムを作ることができたと自負しています」
小島 「曲作りに関しては、すごく悩んで試行錯誤したんですけど、最後はすごく楽しみながらレコーディングすることができて。

やっぱり突き抜けて新しい何かを生み出すのは大変なんだろうなあ。今回外部プロデューサーを立てたのも新鮮さを増す、いい効果を生んでいると思います。

とにかく今回は楽曲がよくて、演奏も素晴らしいです。完成度が高いのに肩も凝らず何回も聴けます。今までファンだった人はもちろん、「なんかいいアルバムないかな」と思っている音楽好きや、部屋でバックにかけておくのにちょうどいい音楽を探している人とかにも聴いてもらいたいですね。

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