9月 08
今日はこれを久しぶりに聴きました。ていうか昨日久しぶりに中古レコ屋でCDを何枚か買ったのですがイマイチぴんと来なかったので、うーんとうなりながらとりあえずitunesに突っ込んでCDは棚へ片付けました(そうしていつかぴんとくるのを待つのです)。
そんなときに気分転換に最適なのがjazzmanレーベルのコンピなのです。なにしろ飽きがこないのがいい。いつ聴いても新鮮で、やっぱいいよね~とご満悦。このアルバムだとやっぱアルバムタイトルの曲がいいかなあ。こんなん視聴機でかかったら即買いだろって感じのやばさ。今レーベルのサイトを眺めてたんですが、まだ持ってないのが結構あるみたいです。ぼちぼち集めよう。楽しみ楽しみ。
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7月 22
実に爽やかなで室温が1、2度下がりそうなアルバムで僕は好きですね。「It’s a Rock Album」ってメンバーが言うほどにロックという感じはしないけれども、バンドぽさは伝わってくるかなあ。
今更なんだけどサム・プレコップの歌っていいですね。ずっと、もうちょっとメロディアスだといいのにって思ってたけど、彼は要するにルーリードみたいに一般的でないやりかたで歌うタイプの歌い手なんだよね。オーソドックスなメロディラインを求めたらダメなんだなあ。
そう思って聴きなおすと凄く心地よく聴こえてくるから不思議なもんです。ただギターのフレーズには80年代ていうかREM以降のカレッジバンドの雰囲気があってロックだなあと感じる瞬間はあるかも。
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7月 10
まだレビューするほど聴いてないですが、ギルガメッシュについてちょっとだけ。なぜかやたらとカンタベリーな気分なので、今日は彼らのファースト(って2枚しか出してないけど)を聴きながら出勤。
1曲目のメドレー後半、フィル・リーのギターにやられました。ずっと聴き続けていたいと思うようなフレーズの連続。結構べたな展開なんですけど、沁みるんですよ。ハットフィールズと比べるとジャジーかも知れないけど、やっぱりロックバンドだよねえ。
アラン・ゴウエンのキーボードもテクニックよりもリリカルなメロディの魅力で聴かせる人じゃないのかなあと思いました。後に編集盤のタイトルに使われる‘Arriving Twice’も綺麗な曲です。和めるすごろくジャケも気に入ってます。なんで買ってからいままでほったらかしてたのかなあ。ハットフィールズのファーストも聴きかえして、いいねえ~と和んでおります。しばらくこの周辺を聴くことになりそう。
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7月 05
ブリテッシュ・ハードだっ。でも変
むかーし紹介したこのアルバムでもギターを弾いていたホールズワース先生がロックしまくるアルバムです。ここでUKが出てたんですが、先生のギターならこれだなーとレコードをひっぱりだしてみました。で、聴いてみると、しょっぱなからリフとかは完全に70年代のハードロックよ、なのにソロになるとあの独特の流麗な早弾きが炸裂。かっちょえー。なんかもりあがっちゃって何回かリピートしてしまいました。
曲もよく練られていて飽きがこないし、ギターと楽曲が不思議な調和を保ってて、他のバンドには見られない独特の雰囲気があります。ラストの曲では先生のヴァイオリンも聴けます。これがまたいいんだよねえ。
ちなみに先生は例によってこれ1枚で脱退。後任はオリー・ハルソール。かれもジャジーにもロックにもいける人ですが、完全にギターと曲が溶け合ってなくてミスマッチで聞かせるところがありますね。どっちも好きですが、Tempestとしてはホールズワース先生がいた1stのほうが好きです。ハルソールはケヴィン・エアーズとやってた頃のプレイが力が抜けていて好きかも。
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7月 01
佐野元春の新譜“Coyote”が届きました。聴けば聴くほどいいです。冒頭の文はその“Coyote”の中の‘君が気高い孤独なら’という曲の一節で、僕はこういうのに弱いんですよね。こないだテレビでこの曲を聴いたときもここでぐっときました。なんかこういう感覚、わかるなあって思ってしまう。
思い起こしたのは小沢健二の‘天使たちのシーン’の最後のフレーズなんだけど、自分の好きなミュージシャンが音楽について音楽を通して語ってるのが好きなんですよね。あ、音楽への思いは同じなんだという喜びがあります。そういう意味では‘ラジオ・デイズ’という曲も感慨深いものがあります。ああ佐野元春はあの頃からずっと今も変わらず歌い続けてるんだよなと嬉しくなってきます。
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6月 17
巻き毛のキリンさんの新譜であります。買ってから結構な頻度で聴いてます。前作よりも気持ち明るめな曲調。べとつかずさらりとしたサウンド。和める歌メロがツボでした。知らない間に入ってた肩の力が抜けていきます。聴いてて思ったのはサウンドは洋楽ちっくだけど、高桑さんのメロディは日本人ぽいということ。このメロディだったら日本語詩の方が似合いそうだと思うのは僕だけ?端々にGreat3の断片を聴くことが出来て複雑な気分です。この路線で本家もやって欲しかった。・・・というのはファンのわがままだけどね。
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6月 10
久しぶりにレンタルCD屋に寄ってみたらあの“Smile”があったので思わず借りてしまいました。そう、未完成で終わったにもかかわらずロックファンの間ではやたら有名で伝説度が高かった「あの」アルバムです。それを2004年になってブライアンが完成させたと知ったときは聴きたいような聴きたくないような複雑な気分でした。
聴いてみた感想ですが、やっぱりいいです。66年の雰囲気もありつつ今のサウンドにもなっておりさすがだなあって感じで。少なくとも「こんなに待たせておいてこれかよ」的な不満はないです。でもBoxに収録されていたSmile Sessionの音源のほうがやっぱり好きかもかもしれません。やっぱりこの頃のブライアンは凄いです。‘Our Prayer’、‘Wonderful’、そして‘Suf’s Up’、やばいです、メロディといい澄み切った声といい・・・。とはいえこうして“Good Vibration Box”まで買ってしまったのは結局“Pet Sounds”にはまったからなんですけど。
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5月 27
こないだも同じようなことを書きましたが、片頭痛は週末に出やすくて昨日は薬を飲んで寝込んでました。夜にはなんとか回復してたのですが、今度は眠りすぎて、2時過ぎになっても目がさえまくり。仕方がないのでなんか音楽でも聴きながら横になろ、ってことであんまりうるさくなくてお気に入りのアルバムをチョイスしたのが、これです。ピーガブ期ジェネシスの最終作、「幻惑のブロードウェイ」。学生時代散々聞き倒したアルバムなので、安心して身をゆだねられる。どこかわからないところに連れて行かれる感じがすばらしい。いいなあと思いつつ就寝。
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5月 06
東京のタワーで見かけた、ELLIOTT SMITHの文字。新譜はもう出ないはずなのに、と思って説明を読むとどうやらアウトテイクなどをまとめたものとのこと。ちょっと視聴してみたら、当然ながら素晴らしいのです。やっぱりELLIOTTはいい、と独りうなずきながら即レジへ。
なんといったらいいんだろう?彼の曲にはある種のスリルがあると思うんです。メロディは結構、エリオット独特の節回しがあちこちで聴けるんですけど、曲を通して聴くとよくあるインディー・ポップみたいに全部一緒みたいには絶対なりえないというか(まあそういうバンドにはそれはそれで魅力があるんですが)、はっとさせる瞬間が随所にあります。別にとんでもないことをやってるんじゃなくて、それはコードチェンジであったり、コーラスハーモニーであったり、ちょっとしたギターのフレーズであったりするのですが、そのちょっとしたことが凡百のミュージシャンにはできないELLIOTTならではの技なのでしょう。
とソングライティングのことをくどくど書きながらも“Thirteen”(Big Starのカヴァー)での歌声にはやられてしまいました。反則技というしかない切なさ。いいです。
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4月 22
僕の好きな音楽は大まかに言うと2種類あるみたいで、ひとつはジャンルの収まりきれない摩訶不思議な音楽。もうひとつはフェルト、ドゥルッティ・コラム、初期キュアーみたいなモノトーンな音楽。このアルバムは後者。こういうのはストライク。毎日は聴かないですけど。美しいんだけど内にこもるような音なので。まあ今日みたいな雨が降って外出る気もしない休日の昼下がりにはぴったり。
ただいつまでもこういうモラトリアムな音に浸るのもどうかと思ってします自分もいたりします。夜中にヘッドフォンでフェルトばっかり聴いてた10数年前とは違うんだしねえ。でもこの手の音には依然として弱いです。
なんだか薦めてるのかそうでないのか、微妙な文章になってしまったなあ。こんなモノトーンな音楽を繰り返しきかせるものにするのはかなり困難だと思うのですが、彼らはその部分は軽くクリアーしてるな、と思います。そういう意味でとても完成度が高いです。今後も雨で窓の外の風景が煙って見えるような日には彼らのCDを取り出してきて聴くことでしょう。
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