Celebration

 いろんなCDを脈絡なく紹介している今日この頃ですが、ここ1年くらいよく聴いてるのはジャズ系の音です。それも本場アメリカではなくてヨーロッパのジャズ。まずはロック同様イギリスから攻めるかってことでブリテッシュ・ジャズをちょくちょく買ったりしてます。

 今回紹介するMike Westbrookもイギリスのジャズ・ミュージシャン。いつかこの人の別のアルバムのことも書いたけど、彼の音楽はロック好きが聴くジャズとしてはとっつきやすくていいなあと思います。これは彼のデビュー作でまだロック色はまったくないのですが、すっと彼の音の世界には入れます。今まで聴いたどのアルバムにもスリリングな演奏と親しみやすいメロディがいい感じでブレンドされているんですが、こうした個性はすでに健在です。

 とはいえ3rdから5thあたりのソフトマシーンと同傾向の音楽なので僕にとっては何の違和感もなかったのですが、ふつーのロック好きがとっつきやすいと思うかどうかは定かではありません。まあ前回のYESほどの分かりやすさはないですね。「YESが分かりやすい!?」というような方には厳しいかも。ジャズロックとかクリムゾンのアイランズとかがいけるのなら十分はまれると思うんですけどね。

 それとジャケットをみたからそう思うのかもしれないけど、なんとかいうか若々しくて溌剌とした演奏がこのアルバムの魅力だと思います。ここから俺たちが新しい音楽を始めるんだ・・・みたいなね。

タグ: , ,