ツイッター140文字が世界を変える
書籍・雑誌 12月 3rd. 2009, 11:14pm本書のなかほどに出てくる、
●ツイッターの三か条
1. すべてを読もうとせずに適当に流す
2. 大切なことはリツイートで再び出会う
3. 読みきれないと思ったら静かにアンフォロー
という部分を読んで、アカウントをとりました。気楽につきあうことが出来そうなサービスだったから。
受験生の頃から新しいことを覚えるときは解説本を買うのがくせになっているのですが、今回は個人的に愛読している「ネタフル」のコグレさんが著者に名前を連ねている、ということでこの本を購入してみました。
ニュース紹介系のブログなのにネタフルはネタの選択に偏りがあり、趣味が反映されまくっているところが気に入っています。ただ、情報をとるだけではつまらないんですよね。発信する人が感じられる方がいい。
この本ではツイッターの操作方法の説明自体は軽くふれるにとどめ、著者のツイッターとの出会い、最初のとまどいと、次第にはまっていく過程、ツイッターというサービスの始まり、アメリカ本国及び日本で発展していく様子、様々な個人、団体、企業の使用例などが細かく書かれています。
つぶやくだけなら誰でも出来るわけで、ツイッターの何が楽しいのか、ということをいろんな例を使って描いているこの本は、ツイッターがある生活を想像することが出来る点で有益でしょう。
例えばツイッターを理解する上で、重要な「フレンド」と「フォロー」の違いについて、
つまり、人間関係を可視化するのがフレンド機能であるとすれば、フォローは自分本位で情報に触れる機会を増やすための機能と考えていい、ということです。
と、説明していて、mixiが濃すぎるなあと思っていた自分に、ツイッターはあっているのかも知れないとも思いました。
アカウントを取って1ヶ月あまりたちますが、その直感が正しかったみたいです。自分に興味のあることをつぶやいている人をどんどんフォローして面白いネタが手には入れようと思っていたのですが、そしてその目的はかなり達成出来ているのですが、楽しさは別のところにありました。
タイムラインを流れていく会話を面白いなあと思いながら、ぼけっと眺めつつ、たまに言いたいことがでてきたらちょっと参加してみるというのが最近の使い方なのですが、これって90年代後半頃、すごく楽しんでいた個人HPの掲示板の感覚なんですよね。うまく回っている状態の掲示板はみていて本当に楽しかった。でもうまく回すのはほんと難しいし、管理人にはすごく負担がかかっていました。
だからいい状態というのが長く続けられるのはまれなのですが、タイムラインには管理人は不要だし、レスをつけるつけないでもめることもない。今のところそういうことはないけれども、うるさいつぶやきが多い人がいれば誰にも断らず、アンフォロー出来る。なんといっても、自分のタイムラインは自分のもの。
同じタイムラインは二つとしてない
のだから。
役にたつかとか、儲かるかとかいうことの回答はこの本にはありません。日々の生活がツイッターで少し面白くならないかなと思っている人にはヒントが沢山あるのではないでしょうか。
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