Gastr Del Sol/Upgrade & Afterlife
A~G 6月 2nd. 2006, 10:26pmViva! 実験音楽!
ジャケットが気に入って買ったのですが、内容も気に入りました。こういう実験することと音楽することが分かちがたく結びついてる作品はめったにないです。ギターやピアノの反復されるフレーズに様々なノイズをぶつけるというのが基本的な作風なのですが、その音の重なり具合が凄くいい。和音の響きとは違う、濁った音の響きなのになぜだか耳にこびりついて離れない。そこにはそれを美しいと感じるのに驚きを伴わざるを得ないような、そんな美しさがあるのです。デイヴィット・グラブス、ジム・オルークによる緻密なたくらみ。こんな音楽もあるんだなあ・・・。次作の“Camoufleur”のようなポップな要素はこちらにはないですが、このアルバムの凛とした音の連なりの方が僕にはしっくり来ます。
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タグ: レビュー
6月 3rd, 2006 at 1:02 AM
うーん、さすが、しゅりーぷさん!この幅広さがいいですよ。早速画像をポチして試聴してきたのですが、ジム・オルークなんですね、コレ!こーいう事を彼がやっていたとは…!音と向き合ってる感じがいいですね。すごく不思議で魅力的な音でした。聴かせてくれてありがとー。
…しかしこのジャケ、カッコイイですネ!
6月 3rd, 2006 at 3:45 PM
時の流れは早いものです。
その昔、音響派vsヘビメタの論争に巻き込まれて、「もうどっちでもいいですよ」と言いたいのをこらえていたのを思い出しました。
6月 3rd, 2006 at 11:20 PM
>祥さん
こういうよくわからん音楽がときどき聴きたくなる性分なんだよね。ジャケはいいよね~。
>hamnieさん
そういう論争があったんですか?最近は音楽雑誌読まないからジャンルとかわけわからんくなってます。聴いてて気持ちよけりゃなんでもいいだろ、と思うんだけどね。
6月 4th, 2006 at 12:15 AM
私の周りのそれもごく一部の人でそういうバトル(?)が繰り広げられていました。ヘビメタ男vs反ヘビメタ(音響好き)という組み合わせで(笑
ヘビメタ男さんは説法好きで、ちょっとウザかったかも・・・。とはいいつつ私もデスメタルとか聴いたりしておりました。
6月 7th, 2006 at 11:48 PM
>hamnieさん
デスメタル・・・それは名前からして凄そうですねえ。僕も極端な音楽ばっかり聴いてた頃がありましたけど。