ただのロックが聴きたくなった・・・

Alone Together

明らかに昨日から聴いてるFacesのせいなんですけどね。なになにロックとかじゃないただのロック。で頭にうかんだのがこのアルバム。

Trafficにするかなと一瞬思ったんですが、そのオリジナルメンバーであるDave Masonのファーストソロをかけてみました。ロックの歴史ではスワンプロックとの名盤ということになってますが、僕にとってはただのロック。ロックがロックというだけで輝いていた時代を象徴するような・・・。

昔は全然ぴんとこなかったんですよ。派手なテクニックとかドラマティックな展開とかないですもん。イギリス人なのになんかアメリカンな感じだし。歌はいい味は出してすけど、凄いっていうのとは違うような・・・。ギターもものすごい個性的というわけではない。でも圧倒的に曲がいいんですよね。まったく捨て曲がないんですよ。ソングライターとしての才能は元同僚のWinwoodと同じくらいあるんだなあとこれを聴くたびに実感します。演奏も言われてるほど泥臭いと思わないですけど、これはメロディが英国産の典型だからそう聴こえるのかもしれません。メンバー的にはもろ南部な人脈ですもんね。

このアルバムでのMasonの歌とギターは凄いというんじゃないんですけどとても好きです。温かくてせつなくてのびやかで。イントロのアコギの響きと後半から加わるワウワウ・ギターが印象的な‘Shouldn’t Have Took More Than You Gave’とか‘Sad And Deep As You’の優しいメロディラインと歌声、ラストの‘Look At You Look At Me’のギターソロ・・・そこかしこでぐっとくる瞬間がたくさんあります。

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