ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)ローマ人の物語8を読み返してます。このシリーズは刊行開始以来ずっと買い続けてるんですが、やっぱり塩野先生の思い入れの深さのせいか、カエサルの部分がいいですね。

 この物語の舞台になってるのは2000年以上昔のローマなのですが、緻密な取材と独特の語り口で、あたかも先週起こった事件を取材したように描かれていているのが凄いです。ゆっくり読み返したくて文庫で買いなおして通勤時に読んでます。今日もこれ帰りがけに夢中で読んでて乗り過ごしちゃいました。

 ちなみにユリウス・カエサルというのは英語名のジュリアス・シーザーのことで古代ローマ最高の軍人・政治家のことなんですが、そういう歴史的知識なんかなくとも余裕で楽しめます。この本に出てくるカエサルはすごく魅力的な人物ですよ。彼の行動や言葉の一つ一つが興味深いです。ちょこっとでも興味がある人は通史だからって敬遠しないでこの部分だけでも読むのもいいと思います。

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