Lou Reed/New York
H~N 7月 16th. 2005, 4:05pmうたってんだかしゃべってんだか
それすら判別できないようなヴォーカルが延々続いてるこんなアルバムが、なんでこんなにかっこいいのか?いや、こういうのもありなんだ~って初めて聴いたとき不思議な感動とともにおもったのでした。
ルー・リードがベルベット・アンダーグラウンドの人ということがこのアルバムに手を出した理由のすべてだったわけで。最初は凄い面食らいましたね。なんなんだこれは。という戸惑いは当然ありました。普通のうたとは、という概念からはだいぶ遠いですからね。一応歌詞カードをみてみるかと、僕みたいなタイプにも思わせるような。
だから何度か目を通してはいるので、内容が80年代のニューヨークのリポート、凄くハードな都市の日常、なんてことは知ってるんだけど、細かな内容とか全然覚えてません。結局きちんと歌詞、読んでないんだよね。
今回これを書くために改めて読んではみたんだけど、対訳だとやっぱり伝わる部分が少ないからか、ぴんときません。インタビューではシリアスな中にも笑える描写も含みつつ歌詞を書いているってことなんですけど。
まあでもそういうことはシンプルかつソリッドな演奏が彼の歌と絡み合っていく様を聴いてるとどうでもよくなってきます。ルー本人ともう一本のギターによって刻まれるリズムと時折奏でられる綺麗なメロディの上を語りが乗っかっていく感じがやたらとかっこいいんだよね。特に最初の3曲が超強力で圧倒されてしまいます。
ヒップ・ホップ系ともまた違った語りかけるスタイルのヴォーカルに惹かれるようになったのは、これを聴いて以来のことです。フェルトとか、ロイド・コールとか結構枚数持ってるし。メロディがないわけじゃないけど、語りの魅力的が勝っているヴォーカルについ手が伸びてしまいます。
ルーリードについてもこの後ベルベット・アンダーグラウンドも含め色々聴いたんだけど、本作を聴くことが一番多いです。彼の魅力が分かりやすく表現されてるからかな、と思ってるんですけどね。
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タグ: rock, US, レビュー
7月 17th, 2005 at 9:16 AM
しゅりーぷさん、かなりロック付いていますね(笑)
このアルバム、僕はロックを聴き始めた頃に買ったリアルタイムな名盤として出会いました。ベルベッツより先に聴いたかもしれません。今まで聴いたことのないような音楽。そして、こんないかつい顔したオヤジなのにとても馴染みやすいメロディ。80年代ポップスなんかより全然聴きやすかった。すぐに彼のとりこになってしまいました。語り口と上滑りする?コードの関係性の魅力に出会った1枚です。すべてユニゾンばっかりの邦楽との違いっていうのも大きかったのかな。
最近、全然聴いてなかったんですけど、ソロ作の中では思い入れもあって一番大事なアルバムです。
7月 18th, 2005 at 1:08 AM
>k-hikoさん
>語り口と上滑りする?コードの関係性の魅力に出会った1枚です。すべてユニゾンばっかりの邦楽との違いっていうのも大きかったのかな。
邦楽はバックは単なる歌の引き立て役ってことが多いものね。音楽というのはそういうものだと思ってる人には難解に聴こえるかも知れないですよね。
ロック付いてますかね?しばらくここをほったらかしにしてたので、自分になじみのあるアルバムをリハビリを兼ねて書いてたらこうなっちゃいました。
7月 18th, 2005 at 7:34 AM
しゅりーぷさん、こんにちは。
k-hikoさんも書いてるけど、ホント、ロック付いてますね(w
思わず音を聴いてみたくなる記事、毎回楽しみにしています。
普通のありきたりの解説なんかじゃそうはならないんですよね。
実はこの辺も詳しくはないので興味が出てきました。
今日でblogはじめて1年ですね。おめでとうございます!!
これからも色々な音楽を教えてくださいね。楽しみにしてます♪
7月 18th, 2005 at 11:17 PM
>祥さん
こんばんは。なんとか1周年です。これからもよろしくです。
>実はこの辺も詳しくはないので興味が出てきました。
教えられるほど詳しくないですけど、こういうヴォーカルは好きなんでぼちぼち紹介はしたいです。