セヴンティーン・スターズ

 僕の好きな音楽は大まかに言うと2種類あるみたいで、ひとつはジャンルの収まりきれない摩訶不思議な音楽。もうひとつはフェルト、ドゥルッティ・コラム、初期キュアーみたいなモノトーンな音楽。このアルバムは後者。こういうのはストライク。毎日は聴かないですけど。美しいんだけど内にこもるような音なので。まあ今日みたいな雨が降って外出る気もしない休日の昼下がりにはぴったり。

 ただいつまでもこういうモラトリアムな音に浸るのもどうかと思ってします自分もいたりします。夜中にヘッドフォンでフェルトばっかり聴いてた10数年前とは違うんだしねえ。でもこの手の音には依然として弱いです。

 なんだか薦めてるのかそうでないのか、微妙な文章になってしまったなあ。こんなモノトーンな音楽を繰り返しきかせるものにするのはかなり困難だと思うのですが、彼らはその部分は軽くクリアーしてるな、と思います。そういう意味でとても完成度が高いです。今後も雨で窓の外の風景が煙って見えるような日には彼らのCDを取り出してきて聴くことでしょう。

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