Archive for 7月, 2004

中島らもについて

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 らもさんが亡くなった。階段から落ちたのが原因らしい。とっさに「泥酔して」と脳内変換してしまった。あまりにもらしい亡くなり方で、まじかよー、悲しみつつも思ったファンも多いと思う。「明るい悩み相談室」シリーズ、「今夜すべてのバーで」「しりとりえっせい」「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」「ガダラの豚」・・・おもしろエッセイも小説もどちらもたくさん読んだ。

 特に最初期の「頭の中がかゆいんだ」は繰り返し。あの危うさが魅力だったんだよな。精神的にきつい時によ読むとなんか落ち着いた。らもさんの本は精神安定剤っぽかった、僕にとって。今はほとんど読まなくなったる。安定してるってことか。それはいいことなのかな?もう新作読めないと思うと悲しいな。合掌。

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惜しい

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 おとといから昨日にかけて、異常に暑かったですね。東京では昨日明け方の気温が30度超えていて、最低気温の新記録かと思ってたんですが、23時に29.8度に落ちたらしい。残念。でももうすでに現在30度超え、真夏日確定です。あつ~。こうなったら40度越えの世界も体験してみたいもんだ。

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The Beatles 1967~1970

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現在のロックの「基本」です

1967-1970

このアルバムに入っている後期はバンド自体まとまってなくて、ソングライターの個性がはっきり出てるって言うのだけど、自分はそれほど気にならなかった。誰が歌おうがあんまり気にならなかったし。ばらばらでも名曲ぞろいなら問題ないわけで。むしろ自分は年をおうごとに変わっていく曲調が面白かったです。

バンドとは常に進化していくものだ。進化してない奴は駄目だ。という刷り込みも最初にビートルズを聴いたがゆえだろうなあ。でもこういう考え方はのわりと小難しいことを書く音楽雑誌では定番だったりする。新しく革新的なものが凄いって言うことでロックはどんどん複雑化していくんだけどそれはまた別の話。

その後、各アルバムを追っかけようと思ったんだけど、各国仕様で収録曲がダブってたりして(特に初期は)手が出なかった記憶があります。abbey roadとsgt.peppersは録音しました。アルバム単位で音楽を聴く、というのはこれらのレコードで学習しましたね。聴き倒して音が変になり、何度か録音しなおしました。ノーマル→クローム→メタルとテープのグレードも上げたりしました。書いてて懐かしいですが。そういうのにこだわる友人がいたんです。

それにしても後期になると音楽そのもののそうですが、録音自体もいいですよね。僕がこのアルバムを聞いた時点ですでに発表から10年以上たっていたというのに全然古さを感じませんでした。abbey Roadなんかは70年代以降のロックに音質という面でも大きな影響を与えているので、それも当然なのですが、当時の自分にそういう知識があるわけもなく、「ビートルズ、すげえ」という思いは強まるばかり。

話は戻るけど、後期のアルバムを早い段階で手に入れたせいか青盤は後期のアルバムの紹介、というイメージが自分には強いです。中学の頃聞いた回数は赤盤>abby road>sgt.peppers>青盤かな?いずれにしろ初めて聴くなら、近年でたベストよりもこの故ジョージハリスン選曲の赤盤・青盤をおすすめします。

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音楽について書くということ

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昨日書いた自分の文章を見てると、なんだか力が入りすぎていて、気恥ずかしい。でも、ビートルズのその音楽性とか歴史的役割とかポップ・ミュージックへの影響とか、それこそ世界中の本や雑誌やネット上で死ぬほど語られていることだし、それについて大上段に構えて書くよりもああいう個人的なことの方がこういう場にふさわしい文じゃないかなあ、と思うのだがどうだろね?僕は自分の好きなアルバムとかを雑誌のレビューっぽく書かれるよりも個人的思い入れを熱く語った文章の方が好きだ。マイナーなアーティストはデータとかあるほうが嬉しいけど。

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The Beatles 1962~1966

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これが始まり


1962-1966

いやそれ以前もベストテンとかみてて好きな歌とかはあったのですが、最初にガツンと来たのはこれ。今ひっさびさに聴いてるけど、やっぱりいい。初めてこのアルバムを聴いたのは80年代初頭、中学生の頃。ビートルズはすでになく、ジョンもすでになくなっていました。というよりジョンの死をきっかけにしたいくつかのテレビの特番でビートルズの存在を知った気がします。塾の帰りに、いきつけの貸しレコード屋で僕はこの赤盤を借り、友達は青盤を借りたような気がします。逆だったかな?

この時点で自分はレットイットビーなどのいくつかのヒット曲と凄い、偉大、という雑誌とかの漠然とした評判のみ。ほんとかな、とか思いつつ針を落としました。そして。A面を聴き、盤を裏返した時の喜び。B面にしても、盤を代えても期待が裏切られなかった時の驚きは今も憶えているのです、はっきりと。

僕の洋楽の本格的な初体験がこれでした。それがその後の聴き手としての歴史に大きく影響したのは明らかです。このすざましくクオリティーの高い音楽がポップ・ミュージックの基準になっちゃったのです。探せばこういうのが洋楽にはいっぱいあると。ざくざくあると。んなことはありえないのですが、思っちゃったものは仕方がない。

以後僕は洋楽をいろいろいろいろ聴き始めるのですが、これを超えるインパクトには出会えなかった。他の音楽がつまらなかったというわけじゃないんだけどね、けっして。ビートルズは特徴として1.すっごくいろんなタイプの曲があり2.にもかかわらず一発でビートルズとわかるというのがあるとおもうのだが、そしてそれは最強のソングライター・チームとかなり優秀なソングライターが同じバンドにいたからだと今では分かるのだけど、そういうバンドってあまりいないのですね。

やっぱり一人の傑出したメンバーが曲を書くという形が多いからどうしても曲が似てくる。それはしょうがないんだけど、最初にこれを聴いちゃったせいで、それが不満だったのです。いつも。ここまで書いたらCD終っちゃったんで続きは次回。

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自分は自分が思っているよりも飽きっぽいらしい。しかもものぐさ。めんどくさいことはしたくない。そういう自分にとってはブログって良いのかも。音楽と本が好きでそれについてのサイトは前からやりたかった。絶対に途中で更新がいきづまると思われ踏み切れなかったんだけど、まあ始めてみます。

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