栗本薫のこと

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昼休みにネットを見てたら、「栗本薫さん死去」の文字が・・・。

自分でも驚くほどショックでした。中高生の頃、栗本薫は本当に好きだったから。「ぼくら」シリーズなんて何度読んだか知れない。「伊集院大介」ものも全部ではないが読んだし、彼女のSF中短編も好きでした。「グイン」も二十何巻までは読んでたなあ。読み始めるとその小説世界に巻き込まれてしまう腕力みたいなのがあるんだけど、そういう熱気が魅力だったと思う。大学を卒業した頃からはあんまり読まなくなったんだけど今でも大切な作家であることは確かです。去年の引越の時、本を大量に処分したんだけど、栗本薫の小説は売らなかったもの・・・。

今日は高校生の頃、「ぼくら〜」と同じくらい繰り返し読んだ「時の石」という中編を読み返してみました。SFというよりは切なくて胸が痛くなるような青春小説。当時の僕は主人公の高校生に感情移入して読みふけったものでしたが、その頃から随分時間が流れたんですね。

猛烈な勢いで小説やエッセイを執筆し、テレビやら音楽やらいろんなところで活躍していたことを思うとなんだか亡くなられたのが信じられない気持ちです。もっとたくさん書きたかっただろうなあ・・・。ご冥福をこころからお祈りします。

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寂しいとしか言えない

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忌野清志郎の訃報を聞いたときなにか書きたいと思ったんだけど、言葉が出てこなかった。

僕の場合「いけないルージュマジック」を教授こと坂本龍一と歌っている姿で初めてその存在を知りました。YMOが好きだったので出会うべくして出会ったという感じですね。化粧とド派手なやたら似合ってて強烈な人がいるもんだなあと思いました。その頃はちょうど中学生で友達通しでしょっちゅうレコードやカセットの貸し借りをしてて、RCのアルバムもその頃友達に借りて聴いたんだけどなぜかのめり込むまではいかなかった。好きな曲は何曲もあるのにその後聴き続けることはなかったんですよね。だんだん洋楽にはまりつつあり、聴くのもメタル系になってきたりという時期だったからかもしれない。

でも友達の家でもよくかかっていたし、雑誌に出てたのを読んだりですっと接してはいた。僕にとって忌野清志郎とRCは中学の頃を思い出すと自然ときこえてくるBGMみたいなものかもしれない。深く理解してないし、心酔もしていなかったけど、音楽っていいよね、ロックって格好いいよね、と思い始めたとき、彼がいたんですよね。だから僕にとってこの訃報はただただ寂しいとしか言えない。YouTubeを貼ったりするのもなんか違う気がするので止めておきます。

そういえば「風呂上がりの夜空に」というマンガがあってタイトルが明らかにあの曲からの頂きなんだけど、面白くて結構好きでした、ということを何十年かぶりに思い出した。検索してみたら中古では買えそうでした。

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中島らもについて

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 らもさんが亡くなった。階段から落ちたのが原因らしい。とっさに「泥酔して」と脳内変換してしまった。あまりにもらしい亡くなり方で、まじかよー、悲しみつつも思ったファンも多いと思う。「明るい悩み相談室」シリーズ、「今夜すべてのバーで」「しりとりえっせい」「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」「ガダラの豚」・・・おもしろエッセイも小説もどちらもたくさん読んだ。

 特に最初期の「頭の中がかゆいんだ」は繰り返し。あの危うさが魅力だったんだよな。精神的にきつい時によ読むとなんか落ち着いた。らもさんの本は精神安定剤っぽかった、僕にとって。今はほとんど読まなくなったる。安定してるってことか。それはいいことなのかな?もう新作読めないと思うと悲しいな。合掌。

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