昼休みにネットを見てたら、「栗本薫さん死去」の文字が・・・。

自分でも驚くほどショックでした。中高生の頃、栗本薫は本当に好きだったから。「ぼくら」シリーズなんて何度読んだか知れない。「伊集院大介」ものも全部ではないが読んだし、彼女のSF中短編も好きでした。「グイン」も二十何巻までは読んでたなあ。読み始めるとその小説世界に巻き込まれてしまう腕力みたいなのがあるんだけど、そういう熱気が魅力だったと思う。大学を卒業した頃からはあんまり読まなくなったんだけど今でも大切な作家であることは確かです。去年の引越の時、本を大量に処分したんだけど、栗本薫の小説は売らなかったもの・・・。

今日は高校生の頃、「ぼくら〜」と同じくらい繰り返し読んだ「時の石」という中編を読み返してみました。SFというよりは切なくて胸が痛くなるような青春小説。当時の僕は主人公の高校生に感情移入して読みふけったものでしたが、その頃から随分時間が流れたんですね。

猛烈な勢いで小説やエッセイを執筆し、テレビやら音楽やらいろんなところで活躍していたことを思うとなんだか亡くなられたのが信じられない気持ちです。もっとたくさん書きたかっただろうなあ・・・。ご冥福をこころからお祈りします。

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