プログレッシブ・ジャズ・ブルース・フォーク?

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 とりあえず、無理やりジャンル分けしてみる。なんだかとてつもなく難しい音楽みたいだな~。じっさいは結構メロディは綺麗だし、プログレみたいな長い曲もないので聴きやすい。

 しかし彼らの音楽はあまりに独特で似たようなバンドが見当たらないのも事実でなんだよな。英国トラッド系で並び証されるフェアポートあたりと比べるとジャズ色が強い。でも各楽器は必要以上にインプロヴィゼーションに走ったりはしない。ヴォーカルも含めた各楽器の絡みこそが彼らの魅力なのだ。緊張感バリバリの演奏にジャッキー・マクシーの美しい声が重なる様の素晴らしさといったら!

 今書いたみたいな特徴は最も発揮されているのがこのアルバム。全曲いいけどやっぱり1曲目の‘Light Flight’が大好き。初めて聴いたときは衝撃だったよなあ、かっこよすぎて。彼らの音楽にはロックの要素はないと思うんだけど、69年というロックの時代ならではの音楽だとこのいわく形容しがたい、でもとても素敵なアルバムを聴くたびに思うんだよね。

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