JOYCE/TARDES CARIOCAS
H~N 8月 14th. 2005, 6:12pmブラジル音楽はいかかですか?
聴いたことがないものが聴きたいって思うんですよ。昔、プログレを聴いてたのも、物凄くとんでもないものが聴けるかも、という期待からだったんだけど、「プログレッシブな型」にはまったものが多くて、う~んと思うことが多いです。僕としてはプログレでなくても他と比較不可能なものだったらいいんですけど。
それとポップであって欲しいってのもあります。例えば「太陽と戦慄」(キング・クリムゾン)とか「Daydream Nation」(ソニック・ユース)とか名盤だけど、毎日聴きたいとか今は思わないです。体力が続かない。
結局ロック外にだんだんそういうものを求めるようになっていきました。ソウルやジャズ、そしてブラジル音楽。面白い音楽ならジャンルは関係ないのです。
そんなわけで、ジョイスです。ブラジル音楽らしい複雑さとポップが沢山含まれていて彼女はいいです。ギタープレイもかっこいいしね。特にこのアルバムは音楽的な冒険に溢れてるのに凄くさわやかなんですよね。
さわやかって言っても単なるボサノバってわけでもないですよ。クラブ方面で有名(らしい)1曲目のスキャットだけが魅力なのではもちろんなくて・・・。オリジナリティ溢れるメロディとアレンジ・・・そしてジョイスの歌声の気持ちいいことといったら・・・!何回聴いても飽きません。これは自分の追及したい音楽を出すべく、自らのレーベルから発表されたアルバムでもありますが、その意気込みが痛いほど伝わってくる名盤なのです。
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