John Mayer/Continuum

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気持ちいいアルバム

Continuum

 まず声がいい。スモーキィな声質というのか。思わず聞き惚れる。曲によってはちょっとスティングを思わせりもして。声だけではなくて歌そのものも上手い。ブルージーだけど渋くはなり過ぎない曲調も彼にはあっていると思う。でもって彼のギターも素晴らしい。ストラト特有のあの音色で印象的なフレーズをいくつも奏でる。けっして弾き過ぎないのだけど存在感がある。

 そんなジョン・メイヤーのバックを固めるバンドの演奏、ことにドラムの素晴らしさにも触れないわけにはいかない。スティーブ・ジョーダン、彼のドラムは曲調にほんとにぴったりで、何度聴いても気持ちよく聴ける要因の大半がここにあるのかもとさえ思う。

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[re:jazz]/expansion

O~U 3 Comments »

Expansion

 何回も頭の中で、‘People Hold on’が‘Promised Land’が‘Finally’がそしてハービーの‘Rock it’繰り返し、流れる。なんだかえらい気に入ってるみたいだ。試聴したときからよいのは分かってたんだけど、よく出来すぎていて飽きちゃうかな、とも思っていたので自分でも意外だった。上記の曲にはクラブ・ヒットした曲とモノホンのジャズが混在してるのだけど、全然違和感がないのが素晴らしい。彼らはきっとフロアで何が受けるかも良く知っていて、でも同時にジャズも大好きなんだろう。

 [re:jazz]はもともとはクラブ・ジャズ系のレーベル、インフラコムのヒット曲をジャズにしちゃおうという企画もののプロジェクトだったんだけど、3作目の本作で初めてオリジナルを収録したりしてバンドとしてのアイデンティを確立しているみたいだ。オリジナルも結構いい曲が揃ってると思う。どうしてもカバーに耳がいっちゃうのはそれが、とてもいい曲、かつジャズアレンジして時に映える楽曲だからだろう。そしてアレンジの妙。‘Rock it’とかすっごい新鮮に響く。僕はフロアの住人ではないので、クラブ側のヒット曲の原曲は知らないんだけど、やはり斬新な料理がなされてるんじゃないだろうか?原曲もいいんだろうなあ。

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Josh Rouse/Under Cold Blue Stars

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Under Cold Blue Stars

 今週はこれを通勤中に聴き、Manuel Gottschingの“E2-E4”を聴きながら寝た。どちらもひたすら心地よい、僕にとっては永遠に聴いていられるような音だ。後者については以前触れたので今回はこのアルバムについて書いてみよう。

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Rei Harakami/Lust

ら~ろ 2 Comments »
音のひとつぶひとつぶを味わうのだ

Lust

 なんてことだ。一瞬も彼でない音はなく、ここしかないとこで鳴らされるとは。楽しくてやさしくて切なくておもしろくて。気が付くと夢中になってあちこちにばら撒かれる音を追いかけてる。BGMとして聞き流せない、人懐っこい音楽。繰り返し聴いてると音のひとつぶひとつぶに愛着がわいてくる。

 すべての音に細心の注意を払い、どうしたら気持ちよく聴こえるのかに集中している、そんなレイ・ハラカミの姿を勝手に想像してしまった。その作業はとても大変で、かつ物凄く楽しそうだった・・・。

 細野さんの曲のカヴァーも素敵でした。もちろん他の曲とは違和感なく。声も結構いいよね。

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Rei Harakami/わすれもの

ら~ろ 2 Comments »
うたのないうた

Wasuremono

 1曲目の‘にじぞう’の美しさ。これすっごいいいですわ。このひとについては誤解してたな~。よくいるクラブ系のかっこいい人と思っててちょっと敬遠してました。もっとはやく前作とか試聴したらはまってたかもなあ・・・。他の曲は未発表曲をまとめたものらしいですが、古い曲から最近の曲まで一貫して明確な個性があるので、安心して彼の世界にひたれます。

 こういうメロディがなくてアンサンブル全体で聴かせるタイプの音楽も好きなんだよね。あ、メロディはあるか。でも断片的で歌メロにはなってない。そういう断片を組み合わせて通常のうたものとは違うんだけど、ちゃんと「うた」になっているというか。こういう風にかくと難解だと思われそうだけど、全然そんなことはないです。この人懐っこい感じ。人肌感のある電子音は癖になりそうです。

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Josh Rouse/1972

H~N 2 Comments »
よい曲、よい演奏

1972

 このGWに上京してCDを買いまくったわけだが、そんなかで一番よく聴いてるのがこれ。タイトルどおり70年代の香りのするポップアルバム。ソウルフルで暖かいメロディ、曲ごとに微妙に異なる楽器のチョイス、アレンジの的確さにどんどん引き込まれていく。

 僕はこの“1972”の次のアルバム“Nashville”を試聴機で聴いてJosh Rouseを知った。もちろんその場で気に入ったから買ったんだけど、ものすごいいい、というよりは結構いけるかな、という感じだった。

 個人的にはジャズっぽいものに興味が出ているのだけど、なんとなく耳に引っかかって、たまにはこういうのもいいかなという買い方だったんだな。それがなにげによく家で聴くようになってて、今回もふと見かけたのでジャズ系のアルバムと一緒に‘これも買っとくか’ということで買ったらやっぱりこれが一番良かった。

 楽曲そのものもアレンジも素晴らしく、またもや飽きがきそうにない。“Nashville”と比べるとソウル色が濃いかな?僕はどちらも好きですね。

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ハナレグミを久々に聴いてみた

は~ほ 1 Comment »

 構えるように聴くのではなく、ふと気づくと離れられなくなるような音楽がいい。最近こういう風にいつも思っててね。久しぶりにこれを引っ張り出して聴いてる。声、反則だよね。美声というのとは違うんだけど。まっすぐ胸に向うんだよな。

 彼はほんとうに歌うたい、だと思う。どれも彼の個人的な想いや誰かに向けての歌なのかも知れないけど、でも、みんなの歌、なんだよ、きっと。なんというか、抱きしめるように聴いてしまう。一緒に演ってる人もみんなやられちゃってて、えもいわれぬ演奏になってるよね。饒舌じゃない演奏。もっと彼のいいうたが聴きたくってさ、あの声を生かすような素晴らしいアレンジになってる。で、それがまたぐっとくるんだ。「きのみ」とか、たまらないよね。

日々のあわ
ハナレグミ/日々のあわ

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ほけっとJosh Rouseを聴いてる

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 一回このアルバムのことはちらっと触れたっけ?最近はすっと染み入るメロディに惹かれて、なんとなくこれをかけることが多いかな。落ち着くのだ。大仰にロックだと拳を振り上げるような音楽は今はいらない。アレンジはさりげなく。なるべき楽器がなるべくしてなってればいいのだ。時折入るストリングが効果的。Nashvilleってアルバムタイトルのわりに英国っぽさを感じちゃうのはスミスっぽいメロディの曲があるせいかもしれないなあ。

ナッシュビル
Josh Rouse/Nashville

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久々に買ったCD紹介をしてみる

音楽 1 Comment »

ao_latin

 昨日は久々にタワレコでお買い物。買ったのはAO“君はひとくせ”とGERARDO FRISINA“THE LATIN KICK”。AOは空気公団の山崎ゆかりと木全務のユニットで両方とも好きなので出るって聴いてから楽しみにしていた。やっぱりいい。落ち着いて楽しめます。でももう少し2人の個性が融合した姿が見てみたいとは思うかな。木全務のシャーペン名義でのライブは何度か観て楽しかったですね。独特の声、牧歌的なメロディ、ブラジルの香りに満ちた演奏。

 もう1枚は以前紹介したTHE KENNY CLARKE FRANCY BOLAND BIG BANDの再発をしてくれたGERARDO FRISINAの新譜。タイトルどおりラテン系パーカションありあり、リズムを強調したクラブ仕様のジャズ。洗練される一歩手前という感じの音が気に入ってる。おしゃれっぽ過ぎると自宅で聴く気が起こらなかったりするんだけどこれは大丈夫そう。ヴィブラフォン入りの2曲目が特に好き。

 彼の属しているSCHEMAレーベルは結構いいよね、と知ってる人には今更のことなんだろうけど、そう思ったので集めてみようかなと思ったりした。イタリアって自分にはPFMみたいなユーロプログレのイメージしかなかったですね~。もちろんイタリア中がSCHEMAレーベルみたいな音ばかりじゃないだろうけどね。でも先入観はいかんな。

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