Gay & Terry Woods/Backwoods

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暗がりのフォークロック

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 中学生の頃、友達が貸してくれたZEPの4枚目。「‘天国への階段’が凄いんだ」って言って、曲目も書いてないカセットテープを手渡してくれた。家に帰って聴いて一番感激したのはA面3曲目。何度も繰り返し聞いて友達に返しながら、「女性ヴォーカル、凄いね」といったら「?」って反応。実はその曲は‘天国への階段’とは別の曲で、ロバート・プラントと競演していたその声はサンディ・デニーだったというわけ。それがブリティッシュ・トラッド・フォークと出会ったきっかけでした。

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Kevin Ayers/Rainbow Takeaway

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偏頭痛がおさまった記念に

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 こののほほんとした名盤をかけてみました。78年パンク・ムーブメントという逆風の中(と必ず紹介されている)発表されたこのアルバムでのケヴィンは「そんなこと知らないよ」という感じで楽曲・演奏とも快調そのもの。

 アンソニー・ムーア(スラップ・ハッピーの人)のプロデュースのおかげなのか音が古臭くなく今でもなんの違和感もなく聴けます。リラックスした雰囲気の楽曲に必要以上にプログレッシブすぎない程度に面白いアレンジが施された演奏が心地よく、その上にご機嫌なあの声でうたわれる・・・悪いわけがありません。これを聴くと人脈的にはプログレなケヴィンが本質的にはSSWであることを実感せずにはいられないのです。本当に気持ちよさそうに唄っていて、聴いているだけで幸せな気分になれるんだよなあ。おすすめです!

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The Durutti Column /The Return of the Durutti Column

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唯一無二

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 みきさんの文章を読んで、自分の好きなギタリストは誰かなー、と思ったとき、まず浮かんだのは、このDurutti Columnという一人ユニットをやってたヴィニ・ライリー。

 小鳥のさえずり、鼓動を思わせるリズムボックスの音、やがて聴こえてくる深いエコーのかかった独特のギターサウンド。名曲‘Sketch for Summer’から始まるこのアルバムが真夜中になると時々無性に聴きたくなります。

 希望に燃えてるような、絶望に満ちてるような、開放感と閉塞感が同居する不思議な音楽です。単に悲しいとか嬉しいとかそういうんじゃない複雑な想いがこめられているんだろうと勝手に想像してます。

 80年に発表されたこの初期衝動の塊のような音楽は、やっぱりパンクを通過したがゆえに生まれたのでしょうか?・・・ストイックで美しいギターがたっぷり詰まってます。

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Keith Jarrett/The Koln Concert

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いいです

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 こないだ矢野顕子を紹介したんで、こんどはピアノの響きがいいやつってことで久々に聴いてみたんだけど、いいなあ、やっぱり。全編、ピアノソロのみ、しかも完全な即興演奏。なのにまったくだれない。快い緊張感とともに紡ぎだされる尋常じゃない美しいメロディ。1曲目とか26分もあるんだけど、聴くのを中断するなんてできっこない。そして演奏が終わって一瞬後に湧き上がる拍手を聴いて、「ああライブなんだよな」といつも思います。

 しかし、ケルンを紹介しているサイトの多いこと!かなりポピュラーな作品なんだけど「自分だけのもの」という特別な感じを与えてくれる音楽であり演奏なんですよね。

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Robert Wyatt/Rock Bottom

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こういう音楽もあるのです

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 このサイトのタイトルのshlpは彼の97年作“shleep”にちなんでつけました。ロバートワイアットは僕にとって大切な存在ですね。なので彼をどう紹介しようか、とずっと考えていました。彼はスタート地点にジャズがあることもあって音楽的に複雑なことをやってることが多いんです。

 なんというか自由な音楽を常に志向していているのですが、当時の同傾向のミュージシャンのようにフリージャズにはいくかといえばそうともいい切れない。プログレというのも抵抗がある。彼がやりたいことではジャズやロックでは収まりきれないということなのでしょう。

 さらにかれはソングライターとしても優れているし、あの一度聴いたら忘れられない声を持っています。そのワイアットの魅力を一度に味わえるのがこのアルバムの冒頭の名曲‘Sea Song’なので、まずこのアルバムから紹介しましょう。

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Caravan/In the Land of Grey and Pink

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酔っ払うと聴きたくなる

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 今日は会社で飲み会がありました。ちょっとふわふわしてます。そういうときにぴったりなのがこれ、ということで引っ張り出して聴いてます。プログレに分類されがちなCaravanですが、結構ポップです。オルガンとフルートの響き、ヴォーカルのソフトな歌い方もあってかすごい浮遊感があります。気持ちいい。

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Gil Scott-Heron/Freewill

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フルートがいいんだよねえ

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 ほんとは別のを紹介するつもりだったんですが、ここをみて、そうそうGil Scott-Heronいいよなあ、と一人盛り上がり紹介することにしました。

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Curtis Mayfield/There's no place like America Today

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ひりひりするような緊張感

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 田島さんがなんかのインタビュー(テレビか雑誌かも憶えてないけど)でこの作品について熱く語ってたんですね。それを憶えててその何年か後にこないだユニオンで買ったような感じでなんとなく購入したのがこのアルバム。

 1曲目からすっごい緊迫感。鋭く空間を切り裂くワウワウギターと粘っこいリズム。ファルセット・ヴォイス。ロックじゃないけどロックみたいだ!とのめりこんだのが昨日のように思い出されます。今聴きながら書いてますが、このイントロ、たまりません。

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quiet sun/mainstream

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ロキシーのギターのひとがやっていたバンド

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 ユキヒロはYMO以前にサディスティック・ミカ・バンドというバンドにいたわけですが、彼らは海外でロキシーミュージックの前座としてしてツアーをしています。ミカ・バンドも好きなバンドだったので、ロキシー周辺も聴いとくか、ということでなんとなくレンタルCD屋で借りたのが高校生の頃。今考えるとこんなマニアックなものがおいてあったのは不思議だし、そこに自分も熱心に通ってたわけでもなかったので、これを若い頃に聴けたのはとても幸運でした。

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Neil Young/After The Gold Rush

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同じ日に買った大好きなアルバムについて

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 マイブラを聴くとニール・ヤングが聴きたくなる。なんでかなと考えてみたのだが、それは“Loveless”とこれを一緒に買ったからなんですね。91年頃です。ハードロックやヘビーメタルにも飽きて、70年代のブリティッシュ・ロックに遡ってた自分は、バイト料をもってレコ屋にいきました。懐が暖かかったので雑誌の新譜紹介でジャケットが印象的だった“Loveless”とロック名盤とかの常連であるこれを買ってみたのです。

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