John Mayer/Continuum

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気持ちいいアルバム

Continuum

 まず声がいい。スモーキィな声質というのか。思わず聞き惚れる。曲によってはちょっとスティングを思わせりもして。声だけではなくて歌そのものも上手い。ブルージーだけど渋くはなり過ぎない曲調も彼にはあっていると思う。でもって彼のギターも素晴らしい。ストラト特有のあの音色で印象的なフレーズをいくつも奏でる。けっして弾き過ぎないのだけど存在感がある。

 そんなジョン・メイヤーのバックを固めるバンドの演奏、ことにドラムの素晴らしさにも触れないわけにはいかない。スティーブ・ジョーダン、彼のドラムは曲調にほんとにぴったりで、何度聴いても気持ちよく聴ける要因の大半がここにあるのかもとさえ思う。

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Michael Naura Quintet/European Jazz Sounds

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Michael_naura_quintet

 試聴するときに重要視してるのは「何度も聴いて飽きないか?」ということだ。家であるいはiPodで繰り返し聴く様子を思い浮かべ、何曲か飛ばしながら聴いてみる。結構真剣勝負だ。自分が好きな曲調でも、「これは飽きるだろうな」と思うパターンも多いし、逆にまったく聴いたことのないタイプのものでも、「これはいけるかも」と思うときもある。かっこよすぎて、家で聴くのはちょっと合わないなあって場合もあるし。レコ屋で逡巡しまくることが最近多いかも。

 それだけにぐぐぐっともって行かれそうになった時はほんと嬉しい。そうそうあることじゃないけどね。今日挙げてみたのは昨日試聴してよさげだったので買ってきたアルバムで60年代のユーロジャズもの。ジャズはずっと聴けるものとダメなものの判断が難しいんだけど、ぴんとくるものがあったので冒険してみた。帰ってきて発売元の澤野工房のウェブでの触れ込み(ヨーロッパジャズの黄金期、1960年代を彩る名盤。従来のジャズファンを超えてクラブDJ達からも圧倒的な支持を集めているこのアルバムが、ついに「超激レア盤」から「必須盤」へと変貌を遂げます→澤野工房による解説)でおしゃれすぎるかなあ、と思いながら聴いてみたんだけど曲が進むごとにこれはいいやと当たりを確信。二度三度と繰り返し聴いてるうちに、再発してくれてありがとうと澤野工房に感謝してた。

 ピアノ、アルトサックス、そしてはっとさせられるヴィヴラフォン。洗練された音の1つ1つが快い。4曲目の展開のかっこよさ、5曲目のメロディの美しさが特に印象に残ったけど、全曲いいです。ジャズって万人に薦められるものではなかったりするけど、これは難解さはまったくないし、音楽好きなら試してみる価値はあると思うよ。澤野工房(試聴あり)

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Josh Rouse/Under Cold Blue Stars

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Under Cold Blue Stars

 今週はこれを通勤中に聴き、Manuel Gottschingの“E2-E4”を聴きながら寝た。どちらもひたすら心地よい、僕にとっては永遠に聴いていられるような音だ。後者については以前触れたので今回はこのアルバムについて書いてみよう。

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Gary Bartz/Music Is My Sanctuary

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 暑いよね。街では祭りをやってるんだけど出かける気もせず、なんかスカッとするものがなかったかなとCD棚を眺めるインドアな日曜日の午後。で、思いついたのが彼女。シリータ・ライト。僕はこういうソウルフル過ぎない軽めのヴォーカルが好きなんだよね。羽が生えてるような声。彼女の1st“Syreeta” ももちろん好きなんだけど、今日聴いてたのは彼女がゲスト参加しているゲイリー・バーツのこのアルバム。ジャズサックス奏者のソロなんだけど、凄くファンキーかつグルーヴィー。でも熱くなりすぎない微妙なバランスがいい。ゲイリー・バーツのサックスも情感が溢れてるんだけど過剰過ぎないところがいい。そして要所に効果的に挿入されるシリータ・ライトのヴォーカル。凄く気持ちがいい。普段はそんなに聴くタイプの音じゃないんだけど、この季節になると妙に恋しくなる。

Music Is My Sanctuary

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Sahib Shihab/Sahib Shihab and the Danish Radio Jazz Group

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ジャケットも渋くてイイ!!

Sahib_shihab_drjg

この人の存在はKenny Clarke – Francy Boland Big Bandでフルートを吹いてたので知りました。彼のリーダー作である本作は激レア盤を澤野工房がCD化したものらしいのだけど、なんでレアだったのかなって思わずにはいられない、魅力的なアルバムでした。なんといっても曲が素晴らしいし、その楽曲の魅力を引き出すような緻密なアレンジがいい。このアルバムはデンマーク盤なんだけど、ヨーロッパのジャズはアメリカのそれとは明らかに違った感触がありますよね。こっちのほうが楽曲重視というか。前にも書いたような気がするけど、申し訳程度に曲のテーマを演奏して後はアドリブ合戦みたいなものより、こういう分かりやすいかっこよさに惹かれます。1曲1曲は短いし、引き締まった演奏で冗長な部分というものがないので、まったく退屈する瞬間がありません。ジャズを聴いてみたいけど何を聴いていいか分からないという人には最適かも知れないですね。

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Josh Rouse/1972

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よい曲、よい演奏

1972

 このGWに上京してCDを買いまくったわけだが、そんなかで一番よく聴いてるのがこれ。タイトルどおり70年代の香りのするポップアルバム。ソウルフルで暖かいメロディ、曲ごとに微妙に異なる楽器のチョイス、アレンジの的確さにどんどん引き込まれていく。

 僕はこの“1972”の次のアルバム“Nashville”を試聴機で聴いてJosh Rouseを知った。もちろんその場で気に入ったから買ったんだけど、ものすごいいい、というよりは結構いけるかな、という感じだった。

 個人的にはジャズっぽいものに興味が出ているのだけど、なんとなく耳に引っかかって、たまにはこういうのもいいかなという買い方だったんだな。それがなにげによく家で聴くようになってて、今回もふと見かけたのでジャズ系のアルバムと一緒に‘これも買っとくか’ということで買ったらやっぱりこれが一番良かった。

 楽曲そのものもアレンジも素晴らしく、またもや飽きがきそうにない。“Nashville”と比べるとソウル色が濃いかな?僕はどちらも好きですね。

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Lefties Soul Connection/Hutspot

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lefties_hutspot

 これも試聴機買い。圧倒的なかっこよさ。ギター・ベース・ドラム・オルガンのすべてが怒涛の進撃。とくにドラムが凄い。オランダのファンク・バンドで、クラブ系の人たちにも大人気、らしい。こういう無闇にタイトなリズム・セクションはHIPHOPの人たちも好きだろうなあ・・・。ギターやオルガンのフレーズもいちいちオイシイしな~。あちこちで書かれてて僕もそう思うけどJAZZMAN RECORDSファンにもおすすめ。といってもジャズ色はほぼないから、ロック好きの人も聴いてみる価値はあると思う。後期のZEPが好きなひととか。と思って、LED ZEPPELIN“PRESENCE”を引っ張り出して聴いてみたんだけど、昔のアルバムってドラムの音小さいのな。ボーナムはやっぱり凄いけど。

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David Lee Roth/Eat 'Em And Smile

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無駄にテクニカル

 テクニック至上主義はうざいだけだど、こういう打ち上げ花火みたいな派手さはいいなあ。底抜けに明るいサウンドが聴きたくて、こないだからなんとなく探してたのがやっと見かけたので購入。こうして聴いてるんだけど、すげえな。スティーブ・ヴァイとビリー・シーンの超高速ユニゾンとかさ。かっこよさにうなるっていうよりこいつら信じられねーって感じで笑ってしまう。‘Shy Boy’とか‘Elephant Gun’とかね。まあそういうのだけだと飽きるけど、超陽気な‘Yankee Rose’やお約束のカヴァーもあるし。最後のシナトラとかデイブがうたうとすっごいはまってていいんだよね。古巣ののVHの“5150”はいくら完成度が高かろうが僕には要らない音だけど、こっちは必要。ああ麗しのバカロック。

Eat Em & Smile

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ほけっとJosh Rouseを聴いてる

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 一回このアルバムのことはちらっと触れたっけ?最近はすっと染み入るメロディに惹かれて、なんとなくこれをかけることが多いかな。落ち着くのだ。大仰にロックだと拳を振り上げるような音楽は今はいらない。アレンジはさりげなく。なるべき楽器がなるべくしてなってればいいのだ。時折入るストリングが効果的。Nashvilleってアルバムタイトルのわりに英国っぽさを感じちゃうのはスミスっぽいメロディの曲があるせいかもしれないなあ。

ナッシュビル
Josh Rouse/Nashville

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Mary Lou Lord /Got No Shadow

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肩の力が抜けるやつが聴きたい

got_no_shadow

 と思ってCD棚見てたらこれがあったので、聴いてみる。やっぱりいい。ポップで飽きの来ないメロディをかわいらしい声でうたってる。そして感じるのは音楽に対するまっすぐな愛情。こういうのが好きです。久しぶりにかけたんだけどこんなによかったっけ?これしか持っていないんだけど、ぐぐってみたらこの後にもよさげな音源があるみたい。聴かなきゃ。

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