Archive for the 'H~N' Category

Josh Rouse/Under Cold Blue Stars

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Under Cold Blue Stars

 今週はこれを通勤中に聴き、Manuel Gottschingの“E2-E4”を聴きながら寝た。どちらもひたすら心地よい、僕にとっては永遠に聴いていられるような音だ。後者については以前触れたので今回はこのアルバムについて書いてみよう。

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Mighty Baby/Mighty Baby

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Mighty Baby

 最近ジャズ系にかたよってたのでたまには違うのを聴こうかと手に取ったのはこれ。書く前にいろいろ調べてたんだけどあんまりネットで取り上げてる人はいない。すげーマニアックなバンドなのかな?Actionというバンドの後身にあたるらしいが、Action自体が知る人ぞ知るという存在らしい。Paul WellerがActionのファンらしいが。てことはモッズ系?

 でも後身たるMighty Babyはメンバー、特にヴォーカルが違うせいか、そういう音ではない。69年英国産ロックらしい説明しにくい音だ。ブルース・ロックとかジャズ・ロックとかいう何とかロックみたいないわれるようになる前のロックなアルバム。1曲目のサックスのメロディが強い印象を残すんだけど、その曲も含め、それほど複雑で気をてらった曲構成ではないし、ジャケットから想像されるような、サイケな演奏でもない。ジャムっていくうちに曲がどんどん変化していく感じがいかにもこの時代の音って感じだけど、冗漫さは感じられないのはセンスのよさ故?ヴォーカルのメロディとコーラスがよい、というか練られているのも飽きがこない原因かもしれない。ああ、説明しにくいなあ。

 昔、「ルーツ・オブ・ブリティッシュ・ロック」という本でこのバンドの記事を読んだとき、なんか凄そうだとずっと気になって、数年後CD屋でこのジャケットを見かけたときに買ってみたんだけど、そういうインパクトをこの文章であたえるのはとても無理そうだ。このアルバムにはActionの音源がボーナストラックで付いてるんだけど、これは60年代のブリティッシュ・ビートの流れで説明できそうな音なんだよね。メロディやオルガンのフレーズが妙にクラシカルで時代が感じられるのもいい。普通に曲も演奏もいいし売れてもおかしく音。売れなかった、というか正規なアルバムも出なかったらしいけど。Mighty Babyはこれよりもゆるくてメロディはいいけどポップさに欠ける。だからこれがMighty Babyの個性なんだと思うけど、それ故マニアックな存在にとどまったんじゃないだろうか?

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Manuel Göttsching/E2-E4

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やっぱり気持ちいいや。

E2-E4

 シンセによる反復フレーズを延々聴いてるといつも蕩けそうになる。執拗に繰り返されるリズムに身をゆだね、その上を流れる音の微かな変化を耳で追いかける。そうしてはまっていく電子音の海の彼方からやがて彼のギターが聴こえてくる。縦横無尽に駆け巡り、切り裂き、舞い上がる。その音の風景にずぶずぶともぐりこんでいく快さ!

 と最初からこう思ってたわけではない。凄いらしい、と雑誌かなんかで読んで買ってはみたもののぴんとこなかった。いまいちよさが分からないまま2,3回聴いた後は何年もCDラックに眠ってしまいいつしか忘れ去られた。その頃はやたらとCDを買ってたので、頭の中では失敗リストに入ってしまったものについてはそういうことがよくあったんだよね。でもあるとき・・・竹村さんが好きになったからかな、ふと聴いてみる気になった。すると凄い勢いで音が自分の中に入ってきた。なんかこれ、凄いいいかも。僕はこの音に包まれながら目を瞑った。そしてず~とこのまま続くといいなと思った。それ以来このアルバムは僕にとって特別なものになった。

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Josh Rouse/1972

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よい曲、よい演奏

1972

 このGWに上京してCDを買いまくったわけだが、そんなかで一番よく聴いてるのがこれ。タイトルどおり70年代の香りのするポップアルバム。ソウルフルで暖かいメロディ、曲ごとに微妙に異なる楽器のチョイス、アレンジの的確さにどんどん引き込まれていく。

 僕はこの“1972”の次のアルバム“Nashville”を試聴機で聴いてJosh Rouseを知った。もちろんその場で気に入ったから買ったんだけど、ものすごいいい、というよりは結構いけるかな、という感じだった。

 個人的にはジャズっぽいものに興味が出ているのだけど、なんとなく耳に引っかかって、たまにはこういうのもいいかなという買い方だったんだな。それがなにげによく家で聴くようになってて、今回もふと見かけたのでジャズ系のアルバムと一緒に‘これも買っとくか’ということで買ったらやっぱりこれが一番良かった。

 楽曲そのものもアレンジも素晴らしく、またもや飽きがきそうにない。“Nashville”と比べるとソウル色が濃いかな?僕はどちらも好きですね。

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Lefties Soul Connection/Hutspot

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lefties_hutspot

 これも試聴機買い。圧倒的なかっこよさ。ギター・ベース・ドラム・オルガンのすべてが怒涛の進撃。とくにドラムが凄い。オランダのファンク・バンドで、クラブ系の人たちにも大人気、らしい。こういう無闇にタイトなリズム・セクションはHIPHOPの人たちも好きだろうなあ・・・。ギターやオルガンのフレーズもいちいちオイシイしな~。あちこちで書かれてて僕もそう思うけどJAZZMAN RECORDSファンにもおすすめ。といってもジャズ色はほぼないから、ロック好きの人も聴いてみる価値はあると思う。後期のZEPが好きなひととか。と思って、LED ZEPPELIN“PRESENCE”を引っ張り出して聴いてみたんだけど、昔のアルバムってドラムの音小さいのな。ボーナムはやっぱり凄いけど。

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ほけっとJosh Rouseを聴いてる

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 一回このアルバムのことはちらっと触れたっけ?最近はすっと染み入るメロディに惹かれて、なんとなくこれをかけることが多いかな。落ち着くのだ。大仰にロックだと拳を振り上げるような音楽は今はいらない。アレンジはさりげなく。なるべき楽器がなるべくしてなってればいいのだ。時折入るストリングが効果的。Nashvilleってアルバムタイトルのわりに英国っぽさを感じちゃうのはスミスっぽいメロディの曲があるせいかもしれないなあ。

ナッシュビル
Josh Rouse/Nashville

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Hatfield and the North/The Rotters' Club

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聴いてると優しい時間が流れるのだ

rotters_club

 ジャジーなフレーズ満載だけどジャズじゃない。とても影響は受けているんだろうけどフュージョンではない。時代的にプログレの影響はあるんだろうけど、プログレとも違う。どこか浮世離れしていてユーモラスでポップな彼らの資質はやはり出発点にサイケデリック・ムーブメントがあるカンタベリーの出自のせいだろうか?

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Ivan Lins/Somos Todos Iguais Nesta Noite(今宵楽しく)

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才能がきらめいてます

somes_todas

 夏なので、ブラジルモノを続けてみます。ていうか自分の中で、そんなにブラジルイコール夏というイメージでもなかったのだけど、こうして聴くとやっぱり合うんですね。気持ちいい。

 イヴァン・リンスはブラジル音楽を追いかけ始めた頃、運良く再発が始まっててその時知りました。このアルバムも再発するまでは入手しにくかったらしいです。僕は試聴機で聴いて、「かっこいい!」と思って即買いでした。

 やっぱりブラジルといえばボサノバのイメージが強いと思うのだけど、彼の場合、ボサっぽさはなくて、ひたすら超良質なポップ・ミュージックなんですね。あくまでブラジル音楽ではあるんだけど、凄く洗練はされているというか。バラエティ豊かな名曲の数々と、スケールの大きなアレンジを体感するとこの時期の彼の充実を感じます。どこかで同時期のスティービー・ワンダーを思わせるという意味の文章を読んだんだけど、なるほどなと納得できる気がします。

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JOYCE/TARDES CARIOCAS

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ブラジル音楽はいかかですか?

tardes_cariocas

 聴いたことがないものが聴きたいって思うんですよ。昔、プログレを聴いてたのも、物凄くとんでもないものが聴けるかも、という期待からだったんだけど、「プログレッシブな型」にはまったものが多くて、う~んと思うことが多いです。僕としてはプログレでなくても他と比較不可能なものだったらいいんですけど。

 それとポップであって欲しいってのもあります。例えば「太陽と戦慄」(キング・クリムゾン)とか「Daydream Nation」(ソニック・ユース)とか名盤だけど、毎日聴きたいとか今は思わないです。体力が続かない。

 結局ロック外にだんだんそういうものを求めるようになっていきました。ソウルやジャズ、そしてブラジル音楽。面白い音楽ならジャンルは関係ないのです。

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Mary Lou Lord /Got No Shadow

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肩の力が抜けるやつが聴きたい

got_no_shadow

 と思ってCD棚見てたらこれがあったので、聴いてみる。やっぱりいい。ポップで飽きの来ないメロディをかわいらしい声でうたってる。そして感じるのは音楽に対するまっすぐな愛情。こういうのが好きです。久しぶりにかけたんだけどこんなによかったっけ?これしか持っていないんだけど、ぐぐってみたらこの後にもよさげな音源があるみたい。聴かなきゃ。

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